こんばんわ!
いじめーラボ管理人の「はかせ」と申します。
この記事を書いている時は1月9日になります(出来上がりはちょっと先かな)。
今日から学校が始まる所が多くて楽しみにしている子がいれば憂鬱な気分で登校した子もいるのではないでしょうか。
実際に子供がいじめに悩んで「自殺」を選んでしまう理由で、上位にランクインする「季節の変わり目」です。
いじめを理由に簡単に自殺してしまう程、被害を受けると子供の精神状態(心)は非常に速いスピードで悪化してきます。
※「いじめと自殺」の関係性を詳しくまとめた記事をご用意しました!クリックするとその内容を見れる様になります。
今回の内容は「いじめ、接し方、対策」というキーワードで、「子供との接し方」や「心のケア」などの対策法にフォーカスを当てていきたいと思います。
今この記事を書いている時期は1月で、2ヶ月後には3月卒業シーズンに入ります。
新しい学校に進学する時に必ずと言って良いほど「子供の心」は悩みや対人関係で苦悩していきます。
代表的な悩みは「いじめ」が多いと思います。
今の我が子の様子は何とか学校に普通に通える様になりました。
たまに体調が悪くなって早退する事がありますが、学校に授業にも出れる様になりました。
ここまで来るのに2年近く掛かりましたが...。
(詳しくは『プロフィール』をご覧下さい!)
最初は身近に相談出来る人もいなくて非常に苦労しました。
いざ我が子が被害に遭うと、怒りと不安で何をしたら良いのか分からなくなると思います。
それにいじめの内容が簡単に人に言える内容では無いので、子供ならず大人までも病んでしまう事が多いです。
私たち家族も同様に苦労しました。
世間でも「いじめ=自殺」は定着してきていますが、自分が子供と同じくらい心をすり減らしても「被害に遭った親の苦労や悩み」はまだ理解されているとは言えないでしょう。
そんな状況に負けない為にも「子供との接し方」や「心のケア」などの対応をはじめ「この問題を乗り越えていく対応法」を実体験を交えて今回書いていきます。
※この他にもこのサイトでは私たち家族が子供の被害を通して感じた事や学んだ事をベースにまとめていて、記事形式にして紹介しています。
「いじめ」が他人ごとでは無く明日は我が子に降りかかる問題であり、風化させない為にも実体験を基に記事にまとめています。
もし、我が子が不登校になってどう守って行けば良いのか分からなくなった時にも、あわせて読んで頂ければお役に立てる内容となっています。
実際に裁判を起こしたり、弁護士や行政書士の方のお話を聞いたりと解決策に向けて取り組んできた事の内容を書いていますので是非1度読んでみてください!!
※いじめ問題と過去の裁判や判例についてまとめた記事はコチラ!!
自分の子供がいじめにあった時、何が一番心配か!?
実際に自分の子供が被害に遭ったときに思った事も含めて、私が勤めている会社や友達、兄弟、その友達約40人くらいにアンケートを取った結果の一部を書いていきます。
このアンケートの設問から「いじめ問題」とどう向き合うか、被害を受けた子供との接し方やこの問題への対策を考えて行きたいと思います。
アンケートの一部を書いていくとこんな感じになりました!
《設問》自分の子供がいじめに遭ったとき、ストレスに感じる事または心配事は何か!?
《回答内容》
・自殺してしまわないか
・親が介入してさらにいじめが酷くならないか
・クラスでの孤立
・学校に行けるのか
・一人で悩みを抱え込まないか
・子供との接し方が分からない
・将来自立出来るのか
・相手の親(加害者)が何とも思っていない事
いじめにあった場合にストレスに思う事や心配事の上位に上がってくる内容は「いじめが悪化しないか」と言う事と「子供の精神面」を心配する内容が多くなっています。
小・中学校は「義務教育」となっているので嫌でも学校には通わないと行けません。
学校でいじめが発覚してしまうと、どうしても私たち親の目が届かなくなります。
私たちが知らない学校生活で我が子がどんな酷い事をされているのか、帰りはちゃんと無事で帰って来れるのか気が気でなくなりますよね。
最近のニュースでも「いじめ=自殺」が報道される事が非常に多くなりました。
先ほどのアンケートでも「自殺してしまわないか」が一番多い回答でしたし、学校生活は最早「安全」では無くなったのかも知れません。
そしてメディアではあまり報道されていないのですが「いじめが殺人」に繋がる事件も多くなってきています。
被害を受けた子が加害生徒に復讐する、いわゆる「報復事件」というものです。
子供の心のケアを上手に出来ないと、「いじめ被害者」から「犯罪者」になってしまうケースが後を絶ちません。
ネットでも「報復」内容を書き込んだりといじめの報復を助長する内容が非常に多くなっています。
仕返しする気持ちは非常によく分かりますが、あくまでも「報復」は犯罪に繋がりますので「事後のケア」が必要なのです。
いじめの報復で殺人事件になった事件
子供が「自殺」してしまわないか、または「復讐」して殺人者(犯罪者)になってしまわないか分岐点は「事後の対応がどれだけ子供の目線で対応出来るのか」に掛かっています。
抽象的な表現かも知れませんが本当に重要になります。
いじめが早めに発見されればそれだけ子供の心の傷は浅くて済みますし、子供との接し方や距離感や心のケアなどの対策も取りやすくなります。
我が子が被害を受けた時も早めに発見出来たから、今何とか学校に復帰する事が出来たのかも知れません。
または子供の精神力が強いおかげ、本人の努力の賜物だと思います。
今ほど「良くやったね!!!」と褒めてやりたいと思った事はありません。
では、実際に「いじめ報復事件」で殺人を犯してしまったケースを3つ簡単に紹介していきます。
子供の接し方や心のケアなどの対策を考える上で参考ななればと思います。
山形一家3人殺人事件
2006年に起きた山形県での報復事件。
原因は小学校時代に受けた性的ないじめでこの事件を起こした犯人は20代前半の男性でした。
今回被害を受けたのは小学校時代にいじめをした男性(20代前半)とその父親と母親の3人で、深夜に加害者男性が部屋に忍び込み父親を刺殺。
隣に寝ていた母親殴る蹴るなどで脳挫傷、その後長男をメッタ刺しにした痛ましい事件です。
【詳しくはコチラの記事でまとめています!】
同窓会大量殺人事件
1991年に佐賀県で起きた同窓会大量殺人(未遂)事件の内容になります。
犯行の動機は中学校の時に受けたいじめが原因で、何とか中学生時代はやり抜けて高校から大学と進学し大手の会社にまで入社出来るほど努力をしてきた犯人。
犯行当時は20代後半になりますが、今の会社に入社するまでの道のりは全て「復讐」の為に頑張ってきたと取り調べで供述している事が分かりました。
同級生を「毒殺」する為に進学先は理系に進み、会社は「薬品」を扱う会社を選んで入社した程「復讐が生きる糧」になっていたいじめ被害者でもあります。
【詳しくはコチラの記事でまとめています!】
北海道いじめ報復殺人事件
事件は2004年に北海道で当時高校1年生の男子生徒が中学校の時にクラスメイトからいじめられた事を理由に「加害生徒の母親」を刺殺してしまうという事件が発生。
反抗に及んだ動機はたまたま家で見た中学校のアルバムから当時の嫌な思い出がフラッシュバックしていまい、加害生徒の大事な家族を奪う目的で刺殺した事が取り調べで明らかになっています。
前述の報復事件とは対称的に「突発的な理由」で殺人事件が起きてしまいましたが、何年も計画を練って報復する事も衝動的に事件を起こす事も「いじめの被害」に遭ってしまうと発生してしまう危険性が高くなります。
【詳しくまとめた記事はコチラ!】
以上、いじめ報復事件を3つ紹介しました。
子供との接し方やケア対策が滞ってしまうと今回の事件のようにその後の人生が破綻してしまいます。
「子供同士のじゃれ合い」「子供のケンカ」とよく言う人が大勢いますが、被害に遭った子供にとってこの問題は深刻な問題になっているのです。
心に負った傷、トラウマは「心の傷」となってその後の人生をも左右してしまいます。
心に残った「傷」、いじめ報復した事による「一生残る罪の十字架」。
この問題を少しでも和らげる事が出来るのは、私たち親である大人でしか出来ません。
子供との接し方やケア対策は目に見えない分「軽視」されがちではありますが、子供の人生を左右する事はまず間違いないでしょう。
では次に、子供の心をケアする方法などの対策をまとめていきたいと思います。
実際に私たち家族がやってみた対策や他の専門家が勧める対策法なども一緒に書いてありますので是非読んでみてください!!
子供との接し方や心のケアなどの対策法
子供のいじめ対策では2つの方法があります。
1つは「誰かに相談する事」、2つ目は「子供の事をじっくり考える事」です。
いじめへの対応策に決まったセオリーやルールはありません。
最近ではいじめの種類が多種多様になってきていますので、その都度対応法も多種多様になります。
ではどんな方法がいじめ対策には良いのか!?具体的にまとめていきたいと思います。
対策その1 「誰かに相談すること」
子供のいじめ対策で一番必要なことは子供も親も「一人で抱え込まないこと」です。
子供のいじめで「誰に相談して良いのか分からない」ことが非常に多いと思いますし、私たち家族も誰に相談して良いのか最初は分かりませんでした。
子供のデリケートな部分になりますので無闇に相談するとかえって子供が傷つきます。
また我が子のいじめについて批判的な事を言われる事もあるかも知れません。
そこで、学校以外でいじめの相談に乗ってくれる機関をまとめて見ました。
子供の心が壊れてしまう前に相談してみましょう(基本無料で相談に乗ってくれます)。
子供だけで無く、保護者の方でも真剣に相談に乗ってくれますのでオススメです。
子供の人権110番
いじめ問題や対策だけに留まらず、不登校や子供との接し方や親としてどうあるべきかなど、細かいアドバイスを受けることが出来ます。
実際に私の子供がいじめに遭ったときに相談に乗ってくれました。
相談員の方が私たちの子供に対して「本当によく頑張ってくれました」や「本当に芯の強い子なんですね」など子供の事を褒めてくれた時には涙がでました。
話を聞いてくれる方はベテランの相談員の方達。親身になって話を聞いて下さるので心が凄く軽くなりますよ!
《相談時間》
月~金曜日 8時30分~17時15分
※祝日・年末年始(12月29日~1月3日)は除く
《電話番号》
0120ー007ー110(通話無料)
24時間子供SOSダイヤル
主に子供からのいじめ問題の相談や対策をアドバイスする機関になりますが、保護者からの相談も随時受け付けています。
しかも24時間受け付けているので、子供に聞けない、聞かれたくない場合には打って付けの相談相手になります。
電話をかけると、電話かけた所在地の教育委員会に繋がります。
《相談時間》
年中無休
《電話番号》
0120-0-78310(通話無料)
法務省インターネット人権相談窓口
この法務省インターネット人権相談窓口は「子供の人権110番」のインターネット版みたいなもので、主にメールでの相談となります。
電話では上手く説明出来ないとか、相談内容やアドバイスをメールで受けたい(後で振り返る事が出来る)場合はこの法務省インターネット人権相談窓口がオススメ!!
《相談時間》
メールにての相談となります。返信までには多少時間が掛かります。
《アドレス》
対策その2 「子供の事をじっくり考える事」
いじめを受けた子供が自分の事に自信を持てるように将来どんな風に過ごしていきたいのか具体的なイメージを持たせることが実際に我が家が行った対策になります。
いじめを受けてしまうと「自尊心(プライド)」が無くなり「どうせ自分なんて...」と自信もなくなり、結果的に「自殺」に繋がる事が非常に多いです。
子供の接し方にも通ずる所がありますが、子供自身の「意見」を自分から言える様になるまで辛抱強く待つ事と「聞き役」に徹する事が対策で重要なポイントになります。
学校生活で「~したい」とか、学校に行きたくないと言っても学校に変わる「目標」を作ってあげなくてはなりません。
人間生きる目標が無いと気力が湧かずやる気が出ません。
いじめ対策でも同じで、自殺防止の対策に必要な事は「目標」を設定してあげる事です。
いじめで悩んでいると食欲が湧かなかったり睡眠不足になる事も多くなりますが、「目標」を設定してあげる事で少しずつではありますが改善してくるハズです。
家族みんなで美味しく食べることでも良いですしみんなと同じ時間に朝起きたりテレビを見ることでも良く、家族と一緒に生活する事を実感する事が出来ればOKです。
お母さんの力だけで無く、お父さんの力も必要になります。
家族が一致団結して問題に立ち向かう事が重要なのです。
もしお母さんだけ、お父さんだけだったとしても構いません。「子供が一番大事で必ず守る」姿勢が子供に伝わることが出来れば問題ありませんから!!
以上、いじめを受けた子供の接し方やいじめ問題の対策としてオススメ相談窓口を3つと我が家が行ったいじめへの対応法を紹介させてもらいました。
子供のいじめは身内にもなかなか相談出来ない代物です。
子供からしてみれば「親に心配させたくない」心境や「自分のプライド」が傷つくのが嫌だから相談出来ない事が大半だと思います。
親からしてみれば子供に起きたいじめがショック過ぎて、何をどうすれば良いのか混乱する事がほとんどでしょう。
また、いじめ対策では早め早めの行動が大事です。
「いじめ=死」が当り前になってきている今の現状では発見してからの「早さ」がポイントになるでしょう。
子供がこの先自分がどうしたいのかをしっかりと考える機会を作る事とそれをしっかりと聞く事がいじめ対策として重要なポイントになってきます。
先ほど紹介したオススメの対策「相談窓口3つ」と我が家が行ったいじめ対策が少しでも役に立てれば幸いです。
いじめ対策 子供の接し方や心のケアの方法など重要ポイント まとめ
今回は「いじめ、接し方、対策」というキーワードで「いじめ対策(子供との接し方や心のケアの方法)」をまとめて見ました。
実際、子供のいじめが発覚してしまうと何をどうすれば良いのかショックで分からなくなることが多いと思います。
最初に、「子供がいじめに遭った時、何が一番心配か!?」をまとめて見ました。
そこから「子供の心のケア」と「自殺」という言葉が多く出てきましたが、この問題の対策としてポイントになる事は、
・子供のいじめにいち早く気付き、子供の事を最優先にする事
・子供も大人も1人で抱え込まない事
人1人が出来る事には限界がありますので誰かに頼っても全然OKです。
むしろ、周りに頼った方が対策は取りやすくなります。
いろんな見方が出来るので子供との接し方やいじめ対策でも自分で気づく事が出来なかったものが分かるかも知れません。
そして、次の内容でいじめ対策として「相談窓口」3つと我が家が行ったいじめ対策を紹介させてもらいました。
その「相談窓口」3つとは、
・子供の人権110番
・24時間子供SOSダイヤル
・法務省インターネット人権相談窓口
になります。
我が家が行ったいじめ対策は主に「子供がこの先自分でどうしたいのか」を一緒に考える事です。
誰かに悩みを聞いてもらう事は非常に簡単に聞こえるかも知れませんが、何か特別な事をしてもらう分けでもありませんし聞いてもらうだけなら特別な資格もいりません。
気持ちがこもっていれば相手にはそれが必ず伝わります。
子供がいじめられても、しっかりと聞いてくれる人が必ずいます。
そのことが心の支えにもなり、それが子供にも繋がって「子供の自尊心」を守る事や自殺防止の対策になります。
いじめで一番避けなければならない事は「死ぬ事」。
でも今のいじめの現状は「いじめ=自殺」は珍しいものでは無く、どのように自殺を防ぐのかを考える事は「いじめ対策」として最優先事項になります。
子供はSOSを必ず出しているけど、ほんの小さなSOSで見つけられないかも知れません。
でも見つけた時には自分1人で抱え込まず、必ず誰かに頼って下さい。
そして、子供がこの先自分でどうしたいのか自分で見つけられるまで一緒に考えて行く事が対策のポイントになります。
もしよかったら、「いじめ-ラボ」にもその悩みを聞かせてくれませんか??
いじめが起きてから裁判で勝つまでの経験を元に相談コーナーを実施中!!
この記事で書いた事や「いじめ-ラボ」でまとめている内容は私たちの子が実際に受けたいじめをベースにまとめています。
さらにこの記事を読んでいるあなたをはじめ、今現在いじめで悩んでいる方々に少しでもお役に立てれる様に日々勉強をしています。
そこで今回このサイトでは記事の紹介だけで無く「これからどうやってこの問題と向き合って行くか、分からない事」などについて随時相談を受け付けております。
- 我が子にいじめが発覚して、これからどうして良いのか分からない
- 学校がキチンと対応してくれなくて不安だ...
- 子供の様子がいつもとおかしい
- 誰にも相談出来なくて、今の気持ちを聞いて欲しい!
など、私たちの経験を基に記事に書いていない事なども答えられる範囲でお答えします!!
※質問やお問い合わせはコチラ!
『【完全無料】いじめ発生から裁判で勝つまでの「2年半」を凝縮した「いじめ-ラボ」相談ページ』
長文になりましたが、最後まで読んで頂き本当にありがとうございました。
コメント