いつもご覧頂き本当にありがとうございます。
管理人の「はかせ」と申します。
今回の記事は
「いじめ・不登校問題」をテーマに、
実際に我が子がいじめで
不登校になった経験を元に
その時の子どもの様子から
「不登校問題の危険度」をまとめてみました。
この問題が多発する時期は
『こちらの記事』でもまとめていますが、
『小学校高学年(4年生位から)~中学校3年生まで』
が一番多いとされています。
これを書いている私「はかせ」の子は、
高校生でいじめに遭い
不登校となってしまいました。
学校との対応を経て「いじめの真実」を
まとめる事に成功し、
今現在裁判で加害者側と
争っている所です。
※2018年の夏に一応終結し
相手側の責任を認めさせる事に成功
ちょっと話が逸れてしまいましたが、
最初のうちは実際に子どもが不登校になるまで
学校で何に悩んでいるのか
分かりませんでした。
私と子どもの間では
会話があまり無かったのです。
家族で不登校問題を経験してから、
私と子どもとの会話が
ちょっとずつ増えていき
「ある事」に気づく事が出来ました。
今回の記事は、
この「ある事」にフォーカスを当てて
「子どもの様子」から読み取れる
不登校問題の傾向やその解決策をまとめた内容
となっています。
この記事を書いている時は
裁判はまだ終わっていませんが
「子どもが受けた心の傷」を証明する事は
希望どおり進んでいます。
このサイトでは、
「学校の対応」や「いじめ問題の解決策」
「裁判の事」などに焦点を当てて
記事にまとめています。
今回の不登校問題の解決策や
傾向をまとめた記事と共に、
いじめ問題に悩んでいる方の
お役に立てればと思い
コンテンツ形式にて公開していますので
記事を読んだ感想を随時お待ちしています。
※この他にもこのサイトでは
私たち家族が子供の被害を通して
感じた事や学んだ事をベースにまとめていて
記事形式にして紹介しています。
「いじめ」が他人ごとでは無く
明日は我が子に降りかかる問題であり、
風化させない為にも実体験を基に
記事にまとめています。
もし、我が子が不登校になって
どう守って行けば良いのか
分からなくなった時にも、
あわせて読んで頂ければ
お役に立てる内容となっています。
実際に裁判を起こしたり、
弁護士や行政書士の方のお話を聞いたりと
解決策に向けて取り組んできた事の内容を
書いていますので
是非1度読んでみてください。
※いじめ問題と過去の裁判や判例についてまとめた記事はコチラ!!
子どもとの会話で気づいた「ある事」とは!?
子どもと久しく「会話」をしていなかった
私「はかせ」は、
我が子がいじめで不登校になった事に対して
最初は相手への怒りしかありませんでした。
ただ感情的に「怒り」だけが頭にあって、
「何とかしてやり返してやる!!」といった
復讐心だけが常に燃えている感じです。
我が子の苦痛を聞けば聞くほど、
我が子の「声」が聞こえなくなるほど
「怒り」がこみ上げてきて
話を聞くどころの騒ぎではない状態でした。
そんな状況が半年くらい続いて
少しだけ周りが見えるようになって
我が子も学校には行けてませんでしたが
少しずつご飯も食べれるようになった頃、
家の近くで小学校1年生くらいの女の子達が
楽しそうに学校へ向かう姿を見て
ボソッと一言言いました。
「良いなぁ...。」
我が子が受けたいじめは
「人格を否定するもの」と
「暴力」が主な内容のものでした。
あまりにも酷い内容なので書けませんが、
どれだけ学校で酷い扱いを受けても
楽しそうに通う女の子を見て
「良いなぁ」とポツリ言いました。
そこで私は我が子が酷い仕打ちを
受けたのにも関わらず
「学校への憧れ」はどんなに酷い状況でも
心の中にあると言う事
に気づきました。
我が子は学校へ行きたいのだと。
けれどまたクラスに戻ったら
皆から酷い扱いをされてしまうかもしれないと
我が子は不登校になってから
学校への「希望」と「不安」との板挟みで
苦しんでいる事に気づきました。
この事に気づいてから、
我が子と少しずつですが会話が増えてきて
「今何をしたいのか」や
「将来何がしたいのか」話をする事が
出来る様になりました。
いじめた奴らへの復讐心しか
なかった私ですが、
我が子との会話を通して
「今したい事」を見つける方向へ
解決策のベクトルを向ける様になりました。
そして、いじめを受けてから1年が経ち...
何とか学校へ通う事が出来る様になりました。
たまに休む事もありますが
少しずつ自分の意思で
通う事が出来るようになりました。
最近、バイトも始めて
「自分を変えたいという思い」も
持てるようになったみたいです。
よくサイトなどで不登校になった時には
学校を休ませた方が良いと
言っているケースが多いと思います。
私は今でも学校に行きたくないのであれば
行かなくて良いと思っています。
一昔前の私だったら
間違いなくそう断言していたでしょう。
ただ、我が子が実際に
不登校になって言える事は、
中には学校へ戻りたいと
思っている子もいると言うことです。
その子へ「学校へ行く力」を取り戻す事も
不登校の解決策の1つかもしれない
そう思うようになりました。
不登校になった子へ
「学校に行かなくても良いよ」と
言うだけで無く、
「これからどうしたいのか」を
自分で見つける力を養うことも
解決策として必要なのではないか?
と思います。
では次から、学校へ戻る為に
私たち親は子どもに対して
何が出来るのかを
考えて行きたいと思います。
子どもの様子を何段階かにわけて、
「その様子」と「不登校の危険性」を
まとめて記事にしてみました。
不登校になった時に見られる子どもの「様子」と「危険度」との関係
先ほどは私「はかせ」の子が
実際に不登校になった時の状況を例に挙げて
不登校になった子は学校に対して
どう思っているのかの一例を書いてみました。
モチロン学校に対して
「不信感」や「絶望感」しか無い子もいますし
我が子の様にほんの少しだけど
希望を持っている子もいます。
ここでは、不登校になるかもと思った時に
見られる「子どものサイン」と
「その危険度」について
詳しくまとめて行きたいと思います。
不登校かも!?入り口付近の場合
家での会話が極端に減ったり、
ご飯を食べる量が減ったりなど
「マイナスな感情」が少しずつ
にじみ出ている感じがしたら
「不登校の入り口付近」に
近づいている可能性があります。
心のバランスが崩れ始めている時が
ちょうどこの頃らしく、
「プラスとマイナスの感情」のバランスが
上手く調節出来ずに「言葉」や「態度」で
不満が漏れている状態だそうです。
普通の何処にでもある
「グチ」とはちょっと違って、
「グチ」の対象が漠然としている事が特徴だと
カウンセリングの先生は仰っていました。
- 「アイツ」が最近ウザい
- 先生の授業がつまらない
- 「○○」と上手く行っていない
とか、「相手」が誰であるのかが
特定しているケースよりも、
- 「学校休みたい...」
- 「行きたくない」
- (部活の様子を聞いても)「別に何もない...」
- そもそもしゃべらなくなる
- 目に力が無い
などの様子が頻繁に見えてくる時があったら
「不登校の入り口」にいる可能性が高いです。
苦しく辛い...入り口から山の中腹くらい
一度、子どもの言うとおりに
学校を何度か休ませると
一度休む事が出来たから
同じ理由で休む事が多くなります。
子どもに対して理由を問いただしても
詳しい理由を言わず
そのまま学校を休む事もあります。
我が子の時にあったのですが、
「いじめを受けているのでは?」と聞くと
過敏に反応して否定する時がある場合には
この「中腹」くらいの位置にいる可能性が
高いかもしれません。
この時に過敏に反応したり
「理由」を何も言わないのは、
自分が学校に行けない理由は
自分自身で分かっているのに
それを言えない「申し訳なさ」と
学校に行きたくない「願望」が
ぶつかっている状態
なのだそうです。
若者が「理想」と「現実」の狭間で
悩む状態に似ているかもしれません。
親に対して「申し訳ない」と思う反面、
どうしても学校には行きたくないと
反発する気持ちもあり
心の状態が非常に不安定な時期でもあります。
この頃に該当する子だと、
自傷行為や昼夜逆転の生活が
少しずつ目立つようになり
気力も失う事が多いと先生から聞きました。
特に不登校問題だけでなく
高校生の自殺率とも併せて
「漠然とした将来への不安」が
自傷行為に向けさせているケースも
多い様です。
一番辛い!!山の中腹から8合目くらい
この時期になると自分の部屋からも
出てこなくなるケースが多くなります。
言葉にトゲがあったり無視したりなど
子どもの方も何をすればこの状況から
抜け出せるのか分からない状態
がこの時期だそうです。
先ほどの「入り口から山の中腹くらい」で
説明した状況よりもさらに悪化しており
親へ対する「罪悪感」も
「外に対する不安」も一層強くなって
身動きが取れなくなっています。
この頃になると昼夜逆転の生活に
なっている事も多く、
家族でのコミュニケーションも
取れなくなるケースが多い様です。
家族での会話や接する機会が取れないと
さらに問題を子ども自身で
抱え込む様になります。
専門家の意見では、
この頃の子どもが自己否定が強く
「将来への不安」よりも
「自分を消したい」と思う事が
多いとの事でした。
※子どもの「自殺」についてまとめた記事を載せていますので、一度読んでみてください。
最早、末期かも...山の頂上付近
子どもの様子だけを見ると
「山の中腹から8合目くらい」の時の様子と
あまり変化はありません。
- 自分でどうしたら良いか分からず「殻」に閉じこもる
- 精神的に不安定な時期である事
これらの症状も末期状態である
「山頂付近」でも見られます。
ただ、その時の心境に差が出ているのが
この段階の特徴です。
この「山頂付近」で見られる心境として、
- 自分が不登校であることに違和感を感じない
- 学校に行けなくとも(行かなくとも)大丈夫と思っている
- 今の状況に納得している(諦め)
- これから改善しようと思っていない
という心境が多く見られると
専門家の先生は仰っていました。
この段階に至ると
問題の長期化は避けられず、
カウンセリングで改善を図っていくほか
方法が無いようです。
自らが今の状況に納得している分、
「そこから抜けだそうとしない」や
「やる気が起きない」といった気持ちが
他の家族にも影響する可能性が高くなります。
最早、その子だけで無く
家族全体の問題として
専門家のカウンセリングを受けた方が
良いと言えるでしょう。
以上、実体験を元に子どもの様子から
不登校の段階とその危険性を
まとめて見ました。
段階的に「山登り」がイメージしやすく
専門家の先生に言われた事を
自分の言葉に置き換えて説明してきました。
「入り口」「中腹」「8合目」「頂上」と
段階を表していますが
途中で山を下る事もあります。
「入り口」から「中腹」で下る事もあれば
「8合目」まで行って下るケースもあります。
我が子が今どの状況に当てはめて、
子どもとの接し方や専門家の先生に
アドバイスを受けるときの
参考になればと思います。
いじめ・不登校の解決策 子どもの様子から見る不登校の危険度は!? まとめ
今回の記事は
「いじめ・不登校問題」をテーマに、
実際に我が子がいじめで
不登校になった経験を元に
その時の子どもの様子から
「不登校問題の危険度」を
まとめてみました。
私「はかせ」が不登校で悩んでいた
我が子との会話で気づいた事をベースに
子どもの様子から「問題の危険性」を
段階別にまとめた内容となっています。
それぞれ、「山の入り口」と「中腹付近」
「8合目」と「山頂付近」の4段階に分けて
それぞれの段階の特徴をまとめています。
それぞれの段階にはよく見られる
特徴がありますが、
基本的な解決策は変りありません。
不登校問題はとてもデリケートな問題です。
無理に大人が介入して解決しようとすると
子どもは拒絶して何も話さなくなります。
誰だって自分の内面に
土足で踏み入れられると拒絶します。
親である私たちに出来る事は
「自然に振る舞うこと」です。
何も特別な事は不要で自然で良いと
カウンセリングの先生に言われました。
いつも通りに接して家族の時を
過ごす事が大事です。
ただ、子どもがいつでも話せる様に
「心の準備」は進めておく必要がありますが、
最後に「話してくれてありがとう」の
一言さえあればOKです。
専門家の先生に教えを請う時や
カウンセリングの時も、
一緒に話を聞いて歩みを合せて
進む事も大事ですね。
最後になりますが、
いじめや不登校問題は
必ず「終わり」があります。
時間は掛かりますが必ず解決します。
無理に急ごうとせずに
専門家の先生などの意見を聞きながら
一緒に進んで行きましょう!!
この「いじめ-ラボ」でも
我が子の体験を元に
「相談コーナー」を実施しており、
我が子の不登校を経験して感じた事など
思うところをお話出来ればと思います。
今現在いじめや不登校で悩んでいる方の
「質問」を随時受け付けていますので、
一度お話を頂ければ幸いです!!
いじめの対処法 「分からない」「どうすれば」をメールで受付中!
この記事で書いている内容は
私たちの子が実際に受けたいじめを
ベースにまとめています。
さらにこの記事を読んでいる
あなたをはじめ、
今現在いじめで悩んでいる方々に
少しでもお役に立てれる様に
日々勉強をしています。
そこで今回は記事の紹介だけで無く
これからどうやって
この問題と向き合って行くか、
分からない事などについて、
私たち家族が経験した事を中心に
『「いじめ-ラボ」の相談コーナー』で
随時相談を受け付けております。
- 我が子にいじめが発覚して、これからどうして良いのか分からない
- 学校がキチンと対応してくれなくて不安だ...
- 子供の様子がいつもとおかしい
- 誰にも相談出来なくて、今の気持ちを聞いて欲しい!
など、具体的な内容について
相談を受け付けていますので、
私たち家族の経験が
少しでもお役に立てたら嬉しいです。
※「いじめ問題」について具体的な質問やお問い合わせを受付中!
長文になりましたが、
最後まで読んで頂き
本当にありがとうございました。
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