いつもご覧頂き
本当にありがとうございます。
いじめーラボ管理人の「はかせ」です。
「いじめ-ラボ」と併せて、
行政書士としても
「いじめ問題解決」に向けて
『ひまわり行政書士事務所』を
運営しています。
今日も「いじめ解決」に
少しでも役に立つ情報を
まとめて行きますので
宜しくお願い致します。
今回は「いじめの対処法」をキーワードに
小学生の子供が
被害にあった時の対処法
について詳しくまとめてみました。
今回の記事の内容は、
- 小学校のいじめに悩んでいる方
- 子供のいじめを知って、どう対応していいのか分からない
- 親が子供のいじめに介入する事に戸惑いがある
- 子供のいじめに「SNS」や「暴力」・「お金」が関わっている
- 小学生低学年・高学年関わらず不登校の期間が長いから不安
- 子供のいじめの事で相談したい
という方に向けて
対処法をまとめた記事になります。
いくら小学生と言えど、
「いじめ問題」は年々被害の度合いが増して
「自殺」や「引きこもり」などの
問題も起きていますので
対処法には注意が必要です。
今回の記事や「いじめ-ラボ」で
公開している記事が
少しでもお子さまの被害に
お役に立てれば嬉しいです。
小学生の子供がいじめられた時の対処法について
この段落では小学生の子供が
いじめられた時の対処法について
まとめて行きます。
結論からまとめると、
学校やNPO、専門家を始めとする
第三者機関に相談しつつ
解決に向かう事が必要
だと「いじめ-ラボ」で
年間3~400件の相談を受けて
感じました。
年々、小学生の子供のいじめは
若年化していて
高学年主体で起こった件数は
徐々に3年生あたりが
ピークになりつつあります。
ただのいじめだと思って甘く見ていると
不登校が深刻化してしまったり、
そのまま引きこもってしまうケースも
実在していますので注意が必要です。
対処法としては出来るだけ
小学生の子供の問題としないで
学校や専門家などの第三者機関に相談
を行い、早めの対応をする様に
して行きましょう。
次の段落で「学校や第三者機関」に
相談する理由について
まとめて行きたいと思います。
小学生の子供のいじめ対処法 学校や第三者機関に相談すべき理由とは
この段落では対処法として
「学校や第三者機関に相談する理由」を
まとめて行きたいと思います。
この対処法の理由を説明するにあたって
- 小学生のいじめのターゲットにされやすい子の特徴
- 小学生の親が持っている考えの傾向
- 学校の「いじめ」に対する考え
以上3つの視点から
説明していきたいと思います。
小学生のいじめのターゲットにされやすい子の特徴について
この「いじめ-ラボ」で
相談を年間で3~400件を受けていますが
いじめられやすい子の特徴について
次の様な傾向が分かりました。
小学生のいじめで
ターゲットにされやすい子の特徴として
- 大人しい子
- 自己主張が強い子
- 周りの意見に流されやすい子
- マイペースな子
以上の性格の子が
ターゲットにされやすい傾向にあります。
大人の私たちからすれば
ほんの些細な事なのですが、
子供の視点では
「いじめのターゲット」と捉えます。
ただ、誰にでも当てはまる性格だし
「いじめる側の子」でも
当てはまっている性格でもありますので
単に「いじめられる性格」として
言い切る事は難しい
と言うのが私の見解になります。
いじめられる子の特徴は
有って無いようなものなので
参考にならない事が多く、
「その子の特徴」よりも
学校全体の体制や環境に原因がある
と言えるのではないでしょうか。
「小学生(子供)のいじめ」に対する親の考え
小学生のいじめの対処法として
「相談する事」をすすめていますが、
実際には冒頭にまとめた様に、
小学生の子供が被害にあっても
「親」が介入する事に
抵抗がある場合が多い
のが現実です。
逆を言えば、いじめた側の親も同じ様に
「子供のじゃれ合い」としか
考えていないケース
がほとんどなので自分達だけで
対応しようとすれば
勝手に騒いでいるだけと
思われて終わりです。
もし、本当に
「いじめに対する謝罪」を望んでいるなら
「子供のじゃれ合い」ではなく
「いじめ」である事を証明して
おかなければならないでしょう。
小学校低学年の場合であればあるほど
その傾向が大きく、
そのまま我慢をして中学生になった頃に
不登校になるケースも少なくないですし
小学生高学年であれば「思春期」の影響で
親子の意思疎通が図れずに
問題が悪くなってしまう事もあります。
「いじめられた子」は自力で解決は難しく
放置していれば悪化して行くだけなので、
早めに学校や第三者機関に対処法を
相談するべきと私は考えます。
小学生のいじめに対する学校の考えについてについて
学校の「いじめ」に対する考え方について
メディアで報道されている様に
「保護者との信頼関係」は
成立していない学校が多いと思います。
キチンと対処法を
相談してくれる学校もありますが、
やはり対応ができない
学校の方が多い気がします。
それを証明する資料が
「総務省 行政評価局」から公表されていて
- 教育委員会と学校との間で「いじめの定義」が違う(学校は独自の狭いの解釈)
- いじめの調査をしていない学校が実際にある事
- 調査内容の書面を保管していない学校もある事
大まかにまとめると
上記の事が発覚しています。
※出典元:『いじめ防止対策の推進に関する調査 結果報告書』
したがって、「学校だけ」に
相談・対処をお願いするよりも
他の機関にも相談する必要が
あることが分かると思います。
以上「学校」や「第三者機関」に
相談するべき理由について
まとめてきました。
しかし、子供の方が
「今までの学校に通いたい」と
いう場合も勿論あります。
例えば、他のクラスに友達がいる場合や
経済的な理由、新しい学校に対する不安などが
挙げられますが、
そういった場合に該当するのであれば
「今現在の学校」に
嫌でも相談しなければなりません。
そういった「今の学校」でなければ
ならない対応についても、
第三者機関であれば対処法を
見出してくれるかも知れません。
小学生の子供がいじめられた時の適切な対処法・具体例な内容
先ほどまでは「学校」や「その他の機関」に
相談する事の必要性について
まとめてきました。
この段落では
「相談」の具体的な内容
対処法について
まとめて行きたいと思います。
先ほどまとめた様に、時には
いじめが長期化する場合
があります。
実際に子供がいじめられた事を知ると
冷静ではいられないと思いますので
今一番何をするべきなのか
何をベースに対応しなければならないのか
対処法を見極める事が
重要になります。
この段落では、少しでも
あなたの不安や子供のいじめ解決に
役立てる様に具体的な対処法(ポイント)を
まとめてみたので
参考にして頂ければ幸いです。
被害の内容や事実関係をまとめて調査を依頼する
まず、小学生に限らず
どの学年でも
「いじめを受けている事」は
相談しにくいものです。
先ほどもちょっと書きましたが
「子供の様子・異変」について
日頃から敏感になっておく
必要があるでしょう。
文部科学省のHPでは
「いじめのチェックシート」を公表していて
細かい内容が記載されています。
普段の家族の中での会話から
見えるサインもこのチェックシートで
拾うことが出来るかも知れないので
一度読んでみてください。
また、実際に子供から
相談を受けた場合には
細かい事は敢えて聞かずに
「聞き役」に徹して、
学校との話し合いの場を設けて
対処法をまとめる様にしましょう。
併せて学校の話し合いの内容を記録したり
(ボイスレコーダーなど)、
暴力などのいじめでケガをしている時には
傷を証拠として残しておいたり(写真に)と
「事実確認」を学校と併せて
行うと良いと思います。
特にこれから必要な事として、
我が子のいじめに対して
要望書にまとめる事(集めた資料をもとに)で
いじめの事実を
学校側に「認めて貰う」から
「認めさせる」にシフトする事
が必要になるでしょう。
つまり、
学校がいじめの事実があったと理解した上で
「いじめがあった」と言わせる事
(学校がメインで調査すること)
が、「問題解決のプロセス」で
一番必要なのだと思います。
学校と話し合い、相手側の親に状況を知らせる
小学生なので、自分がやった事に対する
責任を負わせる事は
現状難しいかもしれません。
どんなに酷い内容であっても
「子供のした事だから」と曖昧にされて
終わってしまうケースも実際にあります。
そこで「いじめに対する責任」を
相手側に問う場合には
必ず保護者に連絡するように
しておくと良いでしょう。
相手側の保護者に連絡を入れる
(被害の状況を知って貰う)事で
子どもがいじめをしてしまった事を
「知った」事になりますので、
再発した時に「知らない」「聞いてない」は
通用しなくなります。
中には相手が小学生と言う事で
事実を認めようとしない保護者も
いるかも知れませんが、
相手が否定しようとも
「いじめがあった事」を伝えた
(指導改善を依頼した)事が重要なので
相手の態度はスルーする様にしましょう。
小学校を休む(長期でも可)
いじめの事実がある
(若しくは不安である)場合には、
「子供の安全地帯を確保」の意味合いを兼ねて
小学校を休む事も対処法として必要です。
大人でも会社を休みたい!!
と思うのですから、
子供でも休みたいと思うのは
しょうがないでしょう。
ただ、あくまでも
「学校に復帰する為」の対処法なので
「学校に行かなくても良い」訳では
ありません。
学校を休めばその分だけ
「勉強」が遅れる危険性もありますし、
学校を休んで
「いじめの事実関係を整理する」と同時に
「子供の学習対策、時間の確保」についても
対処しなければなりません。
勉強遅れが深刻になってしまうと
学校に通う意欲の低下や
新たないじめの原因に
なりかねないのでサポートを目的とした
「教教材選び」にも
力を入れておくべきと私は考えています。
クラス替えをお願いする
いじめの事実を明確に出来ても
相手側の子を排除する事は難しく、
出来たとしても「出席停止」の
一時的な対処法しかありません。
その「出席停止」の制度自体も
ほとんど手つかずの状態です。
相手側が深く反省すればいいのですが
実際にはそんなに簡単に解決しないので
小学生でいじめられた時には
「クラス替え」を考慮して貰う事も
必要な対処法です。
クラス替えを依頼する時のポイントは
「クラス替え」を誰が統括しているのかを
知ると共に、いじめの事実を
学年全体で把握して貰う様にする事
です。
担任の先生だけでなく
学年主任を始め、
教頭や校長にも事実を知って貰う事で
学校に復帰した時の対策にも
繋がるでしょう。
担任だけでなく「学校全体」に
いじめを知って貰う為に、
先ほど紹介した「要望書」に
まとめる方法がオススメです。
いじめ解決の専門家に相談する事
どの学年どの学校でも言える事で、
いじめ問題は親と学校だけでは
解決する事は難しいです。
なぜなら、どうしても親と学校は
なぜ、被害に気づく事が出来なかったのか
について言い争うケースになるから
です。
そして事実関係を冷静に見るためには
「いじめ解決の専門家」に
相談する事も大切です。
例えば暴力やお金のトラブルについては
被害の度合いが大きいので、
直ぐに弁護士に相談すると同時に
学校や相手の保護者との間に入って
話を進めて貰う事が一般的です。
ただ、弁護士は裁判や代理人としての
活動がメインなので非常に頼りになりますが
「いじめの形態」によっては
裁判などに向かないケースも存在
(悪口や陰口、費用がかさむ場合)
しています。
そういったケースであれば
NPO法人や各都道府県で
実施している相談窓口で
「子供の心のケア」を行っている所や
カウンセラーの相談を受けた方が
解決へ近づく場合もあります。
暴力やお金のトラブルがあるなら警察にも被害届を!
小学生でも暴力や
お金のトラブルにちなんだ
いじめが起きてしまいます。
いじめの発生年齢が
若年化していることもあり、
中には犯罪まがいの内容が
学校のいじめで
起きてしまう時もあります。
なので、いくら子供のいじめだとしても
「暴力」や「お金」のトラブルが
いじめの内容にあった場合には
「警察に相談(被害届についても)」する事を
考えるべきだと私は考えています。
いじめのダメージは大人になっても
続いて行きますので、
子供の問題だとしても早めの対応
(被害届の提出)をするべきだと思います。
学校の対応が悪い場合には転校も考える
ここでまとめる内容は
最終手段とも言える内容になります。
学校の対応が悪い場合には、
(対応が遅い、隠蔽やいじめに荷担など)
そもそもそんな学校と協力する必要もなく
子供の為に離れる方が良いでしょう。
(この「離れる」は学区を変えると言う事)
文部科学省が公表しているもので
「就学校指定変更について」
というものがあり、
各市町村教育委員会では
「就学校指定変更についての詳細」を
公表しておく事
とされています。
小学生の場合だと今の学区は
進学先の中学校に影響しますので、
それを考慮した上で
学区を変更する方が良いと私は考えます。
さらには転校をする時には
(学区外転校、越境入学など)
学校行事のタイミングにも注意が必要で、
転校した矢先にグループに分かれて
活動しなければならない学校行事があれば
新たないじめや不登校の原因にも
なりかねません。
もう一度学校の対応やいじめに対する
言動を再確認して、
転校する余地があるのかを
子供と相談してみて下さい。
小学生の子供をいじめから守る為に今から出来る対処法は!? まとめ
ここまで小学生にフォーカスを当てて
いじめ問題の対処法をまとめてみました。
たとえ小学生でも毅然とした対応を
取ることが今後のいじめを受けた子の
学校生活を守るために必要な事だと思います。
小学生の子供のいじめ対処法として、
まずは、学校や専門家などの
第三者機関に相談する事
を紹介してきました。
この対処法を紹介する理由として
- 小学生のいじめのターゲットにされやすい子の特徴ではなく「学校の環境」」に問題あり
- 小学生の親が持っている考えの傾向は「子供の問題」として考えている(相手側も同じ)
- 学校の「いじめ」に対する考えは保護者と同じで簡単に考えている場合あり
以上の事が実際に「いじめ-ラボ」で
相談を受けた結果や
総務省での行政評価で判明しています。
ただ、子供にとって「転校する事」は
環境が変わるので
簡単にはできない場合がありますから、
「今の学校」に通える様に
学校との相談は必須になります。
さらに、その他の対処法として
-
- 被害の内容や事実関係をまとめて調査する
- 学校と話し合い、相手側の親に状況を知らせる
- 小学校を休む(長期でも可)
- クラス替えをお願いする
- いじめ解決の専門家に相談する事
- 暴力やお金のトラブルがあるなら警察にも被害届
- 学校の対応が悪い場合には転校も考える
以上の対処法についても
紹介させて頂きました。
今の現状では、子供(親)だけや
学校だけでこの問題は
決して解決出来ません。
大人や他の大人の意見を
この問題に活かさないといけません。
これは実際に我が子のいじめを
経験してみて分かった事です。
決して自分だけの問題にしない事
そのために今回は
小学生を子に持つ親に向けた
いじめの対処法
を記事にしてまとめました。
いじめの対処法 「分からない」「どうすれば」をメールで受付中!
この記事で書いている内容は
私たちの子が実際に受けたいじめを
ベースにまとめています。
さらにこの記事を読んでいる
あなたをはじめ、
今現在いじめで悩んでいる方々に
少しでもお役に立てれる様に
日々勉強をしています。
そこで今回は記事の紹介だけで無く
これからどうやってこの問題と
向き合って行くか、
分からない事などについて、
私たち家族が経験した事を中心に
で随時相談を受け付けております。
- 子供にいじめが発覚して、これからどうして良いのか分からない
- 学校がキチンと対応してくれなくて不安だ...
- 子供の様子がいつもとおかしい
- 誰にも相談出来なくて、今の気持ちを聞いて欲しい!
など、具体的な内容について
「相談」を受け付けていますので、
私たち家族の経験が少しでも
お役に立てたら嬉しいです。
※「いじめ問題」について具体的な質問やお問い合わせを受付中!
長文になりましたが、
最後まで読んで頂き
本当にありがとうございました。
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