いつも記事を読んでくれて
本当にありがとうございます!
いじめーラボ管理人の「はかせ」です。
「いじめ-ラボ」と併せて行政書士としても
「いじめ問題解決」に向けて
『ひまわり行政書士事務所』を運営してます。
今日も「いじめ解決」に
少しでも役に立つ情報を
まとめて行きますので
宜しくお願い致します。
今回は「中学生のいじめ」
というキーワードで、
「中学生で起きるいじめ問題の対処法(親の対応)」
について書いています。
中学生になると
他の学区からの子どもが入学し、
人との関わり合いの規模が
大きくなって様々なトラブルに
遭う危険性があります。
特に「いじめ」は
社会問題にもなっていて、
中には不登校から引きこもりになり
自殺者も出てしまうと言った
深刻な状況にもなっています。
必然的に子供達のトラブルが多くなる
この「中学生のいじめ問題」について、
- 親は「子供の問題」に介入するべきなのか分からない
- 被害を受けたらまず最初にすべき事は何なのか分からない
- 子供が不登校になりそう(なってしまった)な場合にはどうするべきなのか
- どうやったら学校に認めさせる事が出来るのか
- どうやったら我が子を守る事が出来るのか
- 誰かに相談したいけど、周りに相談出来る人がいない...
以上の項目に少しでも
当てはまるのであれば、
実際に我が子がいじめられた経験を
ベースにまとめた「対処法(親の対応)」が
役に立つと思います。
※この他にも「いじめ-ラボ」では
私たち家族が子供の被害を通して
感じた事や学んだ事を
ベースにまとめていて、
記事形式にして紹介しています。
「いじめ」が他人ごとでは無く
明日は我が子に降りかかる問題であり、
風化させない為にも
実体験を基に記事にまとめています。
もし、この記事を読んでいるあなたが
我が子が不登校になって
どう守って行けば良いのか
分からなくなった時
少しでも読んで頂ければ
お役に立てる内容となっています。
実際に裁判を起こしたり、
専門家の方のお話を聞いたりと
解決策に向けて取り組んできた事の
内容を書いていますので
是非1度読んでみてください!!
※いじめ問題と過去の判例などについてまとめたサイトはコチラ!!
『いじめ-ラボ 我が子のいじめで「親がとるべき対応」を詳しくまとめたサイト』
※行政書士として「いじめ」と「学校やいじめっ子」との対応について相談受付中!!
中学生の我が子がいじめを受けた時に親が真っ先にすべき事とは!?
実際に我が子がいじめに遭ってしまうと
「どう対応すれば良いのか」が
分からなくなると思います。
積極的にいじめに介入するべきなのか、
子供の問題は子供に任せた方が
将来的に良いのか、
どちらを選ぶか(最適なのか)
迷う時があると思います。
「いじめ-ラボ」に
相談に来てくれる方でも
「具体的な対応」よりも
「対応するべきか否か」の相談の割合が
多い時があるくらいです。
「子供の問題」に親が
介入するべきか否かについては
賛成も否定もあると思いますが、
「我が子のいじめ」を間近で感じてきた
私からの意見としては「介入するべき」
と考えます。
- 子供が中学生である事
- 思春期である事
- 親子のコミュニケーションが難しくなる事
- 親の考えや子供の考えの違いが多くなる事
いろいろ原因があって
「親子の会話」が少なくなりますが、
「いじめ」は絶対に1人で
解決出来るものではないので、
出来るだけ「中学生のいじめ問題」には
親も積極的に介入するべきでしょう。
そして、「いじめーラボ」に
相談に来てくれた方々の
体験談をまとめて行くと、
ある事実が共通している事が
明らかになりました。
その事実とは
学校はいじめの事実を知らない
(悪意があって知ろうとしない場合も含む)
と言う事です。
総務省の行政評価局の
調査結果である
でもまとめられていますが、
学校がいじめの事実を知らない
(知ろうとしない)理由として
- 学校が対応しない原因として「いじめの形態」が複雑化してきている(把握出来ていない)
- 学校でのいじめに対する研修が出来ていないので、いじめに対する知識と被害生徒の心のケアが形だけになっている(別室登校をさせるだけ、保健室登校をさせるだけ)
- 学校の対応が非難されるのを避ける為、意図的に隠蔽してしまう
- 実際に「いじめの調査」の資料を残していない学校がある
- 教育委員会と学校とで「いじめの定義」が周知されていない(学校の方が狭い解釈)
といった事が挙げられ、
現状では「問題の解決」が
難しくなっていると言えます。
さらに「いじめの認知件数」についても
各都道府県で大きなバラつきが出てるのも
「認識」の甘さが表面化している
とも言えるでしょう。
以上の事から、
中学生の我が子が被害にあった時には「学校はいじめを知らない」前提で、「1」から現状を伝えて対応に向かわせる(把握させる)事
がこれからの「いじめの対応」に
必要だと言えるでしょう。
(あと情報の共有も!)
なぜ、「学校に把握させる事」が必要になるのか!?
先ほどの段落で、
いじめを対応する為には
学校に事実を把握させ
対応に向かわせなければならない
と説明してきました。
この記事を読んでいるあなたを始め、
多くの親が
「学校の対応」に不満を持っている
と思います。
我が子が被害にあった時には
私も「学校の対応」に不満を持っていた
親の1人でしたから、
その気持ちは痛い程よく分かります...。
しかし、実際に問題を解決してきた
私個人の実体験や数多く寄せられた
相談内容を振り返ってみると、
学校に相談をし、協力を得て対応してきたケースの方が短期間でいじめが落ち着いて行った傾向にある事
が判明しています。
さらに「学校と相談・協力するべき」
という理由について
- 「いじめの真実」は学校にあるから
- いじめ防止対策推進法の条文に「保護者に対する情報の共有」が明記されている
- 子どもにとって、「学校」は「学ぶ場所」としての意義がまだ残っているから
以上の理由で「学校との連携」は
いじめを対応する為に
必要な事であると私は考えます。
学校は私たち「親」の次に
「子供との接点が多いポジション」であり
『より正確な情報を得られる場所』
でもあります
(情報を公開するかどうかは別として)。
さらに学校は子どもが将来の夢や
自分の考えをワンランクアップさせる為の
「学びの場」でもあるので、
いじめの早期解決(対応)だけでなく
将来の夢の為にも
「学校との連携」は必要でしょう。
しかし、現実問題として
- 学校は対応してくれない(隠蔽もある)
- 子供は学校に通いたい
- いじめた側は普通に学校に通っている
本来であれば
「あってはならない現実」が
存在しています。
このような現実が当り前になっている中で
私たち保護者が「我が子」を守る為に
何が出来るのかを次の段落で
具体的にまとめてみました。
中学生の我が子がいじめを受けた時の対処法について
小学校から中学・高校まで
一番いじめが多い時期は中学生であり
その手口(種類)は分かりにくく
様々なやり口で被害生徒を
追い詰めていきます。
今回は良くあるいじめのパターンを
4つに分けて、
どのように対応していけば良いのか
具体的にまとめてみましたので
参考にして頂ければ幸いです。
良くある「いじめの手口」 4つのパターンについて
中学生のいじめは
どんな事が行われているのか!?
実際に先ほど紹介した
- 「総務省行政評価局の調査結果」
- 「文部科学省のいじめ調査結果」
調べてみると小学生の時と
あまり変化はなく、大きく分けて
- 外見で悪口を言われる場合
- 仲間はずれになる場合
- 物を隠される(盗まれる)場合
- 暴力を受けた場合(性的な嫌がらせも含む)
の4つのパターンに分かれる事が
明らかになりました。
ただ、中学生になると
これらの手口に付け加えて
「スマホ」が使われるようになります。
(特に上記の1、2番目に対して)
小学生でスマホを持っている子は
徐々に増え始めていますが、
中学生になるとスマホの所有率は
大幅に増加します。
内閣府がまとめた青少年のスマホ
携帯電話の所有率のグラフでは
驚きの結果が記されていました。
出典元:内閣府 令和3年度 青少年のインターネット利用環境実態調査 調査結果(速報)
令和3年度の内閣府が
まとめた統計では、
その前の令和元年~3年にかけて
中学生のスマホの所有率が
75%~80%近く上昇している事
が判明しています。
この内容から子供達の
いじめを始めとする学校生活の土台は
スマホやタブレットを始めとする
「ネット環境」に依存している
(約95%以上)
と考えられるでしょう。
ネットに依存してしまう事が
危険である事はご存知の通り、
1度ネットに情報を流してしまうと
削除する事は非常に難しくなります。
もしネット被害を受けたときには
法的手段として弁護士に
相談する事をオススメします。
また、ネットでの仲間外れや
陰口などの陰湿ないじめあった場合には
「子どもの心のケア」を最優先に行い、
「自分を否定する環境」から
出来るだけ離れる様にしましょう。
しばらくは学校を休む事も念頭に入れて
「子どもの心のケア」をしていく事も
必要になるでしょう。
さらに、冒頭にまとめた
「いじめの4つのパターン」の
物を隠したり暴力を働いたりする
いじめの場合では
- 物を隠されたり(盗まれたり)した場合には、隠されたものや盗まれたものが何なのかを把握しておく事
- 特に中学生になると金銭トラブル(カツアゲとか)が多くなるので、我が子のお金の使い道を把握出来る様にする事
- 暴力など直接「有形力」が働くものは傷跡やアザとかを写真で押えておく事
- 性的嫌がらせがあった場合にはLINEで他の生徒に撮った画像を流されたりするので、併せて弁護士に対処を相談する事
- 性的嫌がらせの証拠(LINEのスクリーンショットとか)は学校に見せる前に別途保存しておく(そうじゃないと学校側で消す恐れがあるから)
と言った様に
「証拠」をいかに残しておくか
が重要になります。
学校だけの問題にせず、
早めの相談をするべきです。
(弁護士、警察とか)
いじめの事実関係を明らかにする為に情報を集める
いじめの事実を学校側に
認めさせる事や証明する為には
「事実関係」を何処まで
明らかにすることが出来るのか
がポイントになります。
多くの場合、
学校が事実を認めない事で
「解決出来たであろう問題」が
解決する事なくうやむやにされて
終わってしまいます。
我が子に起こった問題を
うやむやにしないで
「いじめの事実関係」を
明らかにするためには、
- いじめの証拠
- 学校での関係生徒に対する聞き取り
この2つを押えて
おかなければなりません。
いじめの証拠を押える為に
親が出来る事として、
- 「我が子の様子の変化に敏感になる事」
- 「子どもからの信頼を得ておく事」
この2つが重要になります。
中学生になると
ちょうど思春期と重なり、
親子の会話が減ってしまうと思います。
そんな時期だとしても親子の会話を
出来るだけ絶やさず、
子どもの変化(心境の変化など)に
敏感になっていれば
「子どもからのSOS」を
逃さずキャッチする事が出来るハズです。
例えば、
- 制服の汚れ(普段付くはずのない箇所に上靴の後がある、とか)
- カバンの汚れ・破損箇所(そうそ簡単にカバンは傷まない)
- 靴の汚れ(雨の日でもないのに汚れが目立つ)
- 教科書の破損(そもそも教科書がなくなっている、とか)
- 体のアザ(特にお腹、背中、脇腹、肩など人目に付かない箇所にアザがある)
- ちょっとした「音」に敏感になる(怯えると言った方が良いかも)
- 休みの日に昼夜逆転になる
- 学校に行きたくなくなる
- 急に食欲がなくなる
簡単に9つまとめて見ましたが、
こんな風に我が子に変化が見られたら
「いじめ(若しくはそれに近いもの)」に
遭っていると見て間違いないでしょう。
※項目は実際に私の子が受けた
被害をもとにしています
さらに集めた証拠を元に
関係生徒に対して「聞き取り」をして貰い、
それ以外のクラスメイトに関しては
「アンケート」を依頼して
普段の学校生活で
どんな事が行われていたのかを
明確にしていきましょう。
本当に「からかい」なのか
「いじめ」なのか
もし、自分がそれをやられたら
からかいで済ませる事が出来るのか
アンケート(匿名で)を
していくと良いと思います。
特にこれから必要な事として、
- 我が子のいじめを要望書にまとめる事
(アンケートを依頼したり) - 学校側にいじめの存在を「認めさせる」事
以上が必要になるでしょう。
つまり、学校がいじめの事実があったと
理解した上で
「いじめがあった」と言わせる事が
(学校がメインで調査すること)
「問題解決のプロセス」で
一番必要なのだと思います。
学校と話し合いをして「今後の対策」を決める
我が子が受けたいじめの内容が
分かったところで、
今度は問題を解決する為に
学校と話し合いを進めます。
いじめの解決と言うと
「加害生徒の指導・懲戒(裁判を含む)」を
イメージすると思いますが、
ここでの話し合いは
「我が子の学習面のサポート」を
主体とした内容
となります。
実際に裁判を経て言える事は
裁判だと解決するまでに
非常に時間が掛かってしまう
という事で、
下手をしたら中学校を卒業するまで
間に合わない可能性もあります。
我が子が受けた被害を精算する為に
裁判を起こす事は
非常に大事だと思いますが、
あくまでも裁判は
「過去に起こった問題」の精算になり、
「これから先のサポート」については
私たち親と学校でしなければなりません。
特に不登校など深刻な問題に
発展しやすいのが
「いじめ」の特徴でもありますので、
「子どもの学習面のサポート」は
必ず学校と話し合うべきです。
万が一、不登校になったとしても
お子様が無理だと感じているのであれば
現在では不登校の状態でも通信教材で
出席認定を受けられる事が
文科省の通知で公開されています。
学校に行きたいのに通えない状況なら
コチラに実際の出席認定を受けられた事例を
紹介していますので1度見てみて下さい。
また、学校に復帰したとしても
いじめが再発してしまうリスクは
「0」ではありません。
親と学校とで連絡を密に取れるように
しておく事も必要で、
その為には
担任だけでなく、
学年主任を始めとする先生方にも
被害の内容を知っておいて貰う事
が重要です。
クラスだけでなく
部活でいじめが起きてるなら、
いろんな先生に事実を
知っておいて貰う様にしておくと
良いでしょう。
何があってもすぐに先生が(親も)
守ってくれる環境を整えなければ
本当のサポートにはなりませんし、
ただ「学校に行かないとダメ!」と
せかすだけなら無責任と何ら変わりません。
学校が対応しない(遅い、動かない)場合には「転校」も視野に入れる
現実問題、ここまで紹介してきた
対応をしても学校側が
対応してくれない時があります。
いろんな言い訳を駆使し、
責任から逃れる方法しか
考えていない学校がある事も事実です。
そんな時には
「転校する事」も1つの解決策として有効
だと私は考えています。
中学生の時期は多感な時期でもあり、
この時期に受けた影響(価値観など)は
今後の人生にも
影響を残す場合があるでしょう。
本来学校は「学ぶ場所」の他に
他の生徒の考えを知って
価値観を広げる為の場所でもある
と私は考えています。
それなのに学校が生徒を裏切る様な
対応しかしないのであれば、
その学校で得られる事は
何一つとして無いと言えるでしょう。
(信頼出来ないし)
親も子も安心して
学校に行ける環境へ行く事も、
場合によっては
必要なのではないでしょうか。
まとめ 中学生の我が子がいじめられた時、デキる親がやっている神対応とは!?
今回は「中学生のいじめ」という
キーワードで、
中学生で起きる
いじめ問題の対処法(親の対応)
について書いてきました。
まず知っておくべき事として
子供の問題に親が介入するべきか
否かについて、
私は自分の子が
いじめを受けていた経緯から
「直ぐにでも介入するべき」
と考えます。
その理由として、
- 学校はいじめの事実を知らない(悪意を持って知ろうとしない場合も含む)
- 学校が対応しない原因として「いじめの形態」が複雑化してきている(把握出来ていない)
- 学校で「いじめに対する研修」が出来ていないので、いじめに対する知識と被害生徒の心のケアが形だけになっている(別室登校をさせるだけ、保健室登校をさせるだけ)
- 学校の対応が非難されるのを避ける為、意図的に隠蔽してしまう
という事が挙げられ、
以上の理由から
学校のいじめに対する理解が
足りない事が原因
だと考えられるからです。
なので、中学生の我が子が
被害に遭った場合に
始めにすべき親の対応として
中学生の我が子が被害にあった時には「学校はいじめを知らない」前提で、「1」から現状を伝えて対応に向かわせる(把握させる)事
が解決のポイントになるでしょう。
具体的には
- 我が子のいじめに対して要望書にまとめる事
- いじめの事実を学校側に「認めさせる」にシフトする事
以上2つの方法を紹介してきました。
さらに、学校に「いじめ」を
認めさせる為の具体的な方法と
子どものサポートについては
- 中学生で起きるいじめの傾向(大きく分けて4つのパターン)
- 事実関係を明らかにするために情報を集める(証拠や関係生徒にアンケートを取ったり)
- 場合によっては弁護士や警察の協力を受ける事(暴力や金銭問題があった場合)
- 学校とその後の対応を計画する事(復学してから問題が再発したり、不登校になった場合の対策など)
- そもそも学校の対応が悪ければ、環境を変える(転校、学区を変更したり)
以上、具体的な内容を紹介してきました。
被害を受けてしまうと長い間
「心の傷」に苦しめられてしまうので、
早めの対応をするべきと私は考えます。
(カウンセラーや専門家への相談)
いじめの対処法 「分からない」「どうすれば」をメールで受付中!
この記事で書いている内容は
私たちの子が実際に受けたいじめを
ベースにまとめています。
さらにこの記事を読んでいる
あなたをはじめ、
今現在いじめで悩んでいる方々に
少しでもお役に立てれる様に
日々勉強をしています。
そこで今回は記事の紹介だけで無く
これからどうやって
この問題と向き合って行くか、
分からない事などについて、
私たち家族が経験した事を中心に
『「いじめ-ラボ」の相談コーナー』で
随時相談を受け付けております。
- 我が子にいじめが発覚して、これからどうして良いのか分からない
- 学校がキチンと対応してくれなくて不安だ...
- 子供の様子がいつもとおかしい
- 誰にも相談出来なくて、今の気持ちを聞いて欲しい!
など、具体的な内容について
相談を受け付けていますので、
私たち家族の経験が
少しでもお役に立てたら嬉しいです。
※「いじめ問題」について具体的な質問やお問い合わせを受付中!
長文になりましたが、
最後まで読んで頂き
本当にありがとうございました。
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