こんばんわ!
いじめーラボの管理人「はかせ」と申します。
今回の内容は「いじめの対応 学校」というキーワードで「学校側が対応しない時」の対処法についてまとめていきたいと思います。
「いじめ」と「学校」と聞くと、あなたを含めほとんどの人が「隠蔽」だったり「放置」というキーワードを思い浮かべるでしょう。
実際に多くの子どもが理不尽ないじめを受けているのにも関わらず、学校が対応しないせいで不登校になったり最悪自殺してしまう事態が頻繁に起きています。
我が子も高校の時に被害を受けていましたが(約半年近く不登校)何も悪くない我が子の自尊心を守る為に裁判を起こし、2019年今現在は無事社会に出て立派に働けるくらいになりました。
今回の記事(実体験に基づく記事)を書く事で、今現在同じ様な理不尽ないじめや暴力、差別に苦しめられている子の助けになれれば嬉しいです。
学校がいじめの対応をしない場合に、必ずしなければならない事
この段落をまとめる前に、あなたを含め多くの保護者が必死で「我が子のいじめ」の実態を学校に訴えてきた事でしょう。
それなのに学校は「いじめは無かった」だったり「友達同士のいざこざ」で済ませて、被害者を守るよりも「加害者側の意見」を優先にして排除していく事がほとんどです。
文部科学省の調査では各都道府県の「いじめの認知件数」に大きな開きが出ていて、各都道府県のいじめに対する認識にバラつき(いじめ防止対策推進法の定義すら分かっていない)がある事が判明しています。(認知件数最大の都道府県東京都の約53000件で最小は佐賀県の約950件)
※『文部科学省 平成 30 年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果について』の調査データを元に作成
このデータから「各都道府県の認識」にバラつきが出ている事がわかっているので、
- 学校が対応しない原因として「いじめの形態」が複雑化してきている(把握出来ていない)
- 学校でのいじめに対する研修が出来ていないので、いじめに対する知識と被害生徒の心のケアが形だけになっている
- 学校の対応が間に合わず、意図的に隠蔽してしまう
以上の事が言えるでしょう。
さらに、ただ単に学校に相談したとしても「いじめの定義すら定着していない状態」なので、アンケートを取った「だけ」や関係生徒に話しを聞いた「だけ」の対応で終わってしまう可能性が非常に高いと言えます(対応しないと同じ状況)。
なので、私たち親が「いじめが起きても学校が対応しない時」には
『目に見える形(例えば書面など)』で現状を伝える事
が大切だと、実際に我が子の被害を対応してきて実感しました。
いじめが起きても学校が対応しない時に「○○」で現状を主張すべき理由について
ここでは、実際に私たち家族も「いじめの対応」をしていく上でやってきた「現状を目に見える形に表す」べき理由について詳しくまとめて行きます。
先ほど「学校がいじめの対応をしない原因」についてまとめてきましたが、そこで述べさせて貰った様に「いじめに対する意識や知識」が学校に定着していない事が一番の理由となっています。
簡単に言えば「いじめの定義」すら分かっていないので
- 何がいじめか分からない(個人のものさしで判断してしまう)
- 何で悩んでいるのか分からない(不登校になるのか分からず無理矢理学校に来させようとする)
- 何でいじめが悪いのかが分からない(そもそもの先生の質に関係している)
- 何の為に先生がいるのか分からない(多数意見に負けて、悪い事でも正しい事として認識)
以上の様な状態に学校がなっていると言えるでしょう。
そこで学校が対応しない場合、いじめの事実を「目に見える形」で学校に訴えかける事によって、
- 先生個人のものさしで判断する事が出来なくなる
- いじめで受けた被害について、「聞いていない」「知らない」が通用しなくなる
- いじめの現状を正確に伝えられるので、不登校などの状況も正確に伝えることが出来る(重大事態の要件についても検討出来るようになる)
- 被害状況について「客観的に評価」する事が出来るので、多数意見に対抗する事が出来る
以上の成果が期待でき(実際に私たちのいじめの対応はスムーズに進む事が出来た)、対応に掛かる時間も短縮する事が出来るでしょう。
また実際に裁判で「いじめが起きているのに学校が対応しない事」について争う時がある場合には、弁護士の協力が必要になります。
弁護士に相談する時に活用するのはもちろんの事、今までの被害についてまとめられた書面があれば「何が問題になっているのか」が一目瞭然なので主張しやすくなるハズです。
いじめの対応をしない学校に「○○」で伝える具体的な内容について
ここではいじめが起きても対応しない学校に書面で現状を伝える具体的な方法についてまとめていきます。
いじめの事実を「明確にする事」が出来れば、今現在行われているいじめが「重大事態」に該当する事を学校に伝える事も出来るとともに、その他の機関にも「いじめ」の事実を伝える事が可能になるでしょう。
いじめの内容について
いじめの内容については2通りの内容があり、
- 直接的ないじめ(暴力とか)
- 間接的ないじめ(悪口とか)
2つのいじめの種類があります。
最初の直接的ないじめであれば「アザ」などで分かりやすいのですが、間接的ないじめになると「目に見えないもの」ばかりになるので「ライン」の内容や実際に言われたことなどを「メモ」に取っておくなど対応を進めると良いでしょう。
本のちょっとした内容でも良いので、「いじめ」と感じたらメモやスクリーンショットなどを使い事実の明確化をしていきましょう。
我が子のこれからについての要望
いじめたヤツらに仕返ししたい!!
誰しもがそう思うと思いますが、実際には学校は動けずにいじめは酷くなるばかりで被害者側の方が転校をしなければならない事がほとんどです。
学校も無理に被害を受けた生徒に登校を促すので、いじめの二次災害も起こって問題が複雑になって行くだけ。
多くの被害に遭われた子達はほとんどの場合に「不登校」になり学校自体に不信感を抱いてしまいますが、もし出来るなら文部科学省で『不登校生とに対する対応』について内容を公表しています。
この通知を元に、少しでも不登校になってしまった子への「学習する機会の確保」について対策を進めていくべきと考えます。
今現在の我が子の様子
先ほどの「我が子のこれからの要望について」と重なる部分がありますが、文部科学省で「不登校の子に対する出席認定についての対応」を進めています。
以上、3つの内容を具体的に「書面」にまとめて学校に提出する事で
- 学校がいじめの実態を把握出来なくとも「実態」を認識させること
- 他の教師にもいじめの事実(状況)を共有出来る事
- 誰が見ても「いじめの事実関係」をひと目で把握する事
が可能になります。
一見地味に見えますが学校だけにいじめの調査をやらせるのでは無く、私たち保護者も積極的に事実関係を明らかにする為に行動するべきと私は考えます。
いじめの対応をしない学校には「○○」する事!
今回の記事では「学校がいじめの対応をしない場合」の対処法として、書面でまとめて対応をお願いする方法を紹介してきました。
書面にまとめると学校との話し合いで対応を依頼するよりも「問題点」が客観的に見えてくるので、今すべきことが明確になるメリットがあります。
さらに学校生活の時間は限られていますので、対応に時間が掛かるのであれば取り返しの付かない状況になってしまいます(不登校で成績が落ちてしまう、自殺にまで追い込まれてしまうなど)。
今すべき事が明確になるという事は、それだけ必要最小限の時間でいじめの対応を進められる事に繋がるでしょう。
また、時間が無く自分でいじめの対応に関する要望書の書き方が分からない場合には、専門家による作成を行っている所(特に行政書士)がありますので依頼するのも1つの方法でもあります。
この「いじめ-ラボ」でも学校との話し合いの方法や書面の作成の方法など、「実体験に基づいたアドバイス」を行っていますので一度「相談コーナー」までご連絡下さい!!
いじめが起きてから裁判で勝つまでの経験を元に相談コーナーを実施中!!
この記事で書いた事や「いじめ-ラボ」でまとめている内容は私たちの子が実際に受けたいじめをベースにまとめています。
さらにこの記事を読んでいるあなたをはじめ、今現在いじめで悩んでいる方々に少しでもお役に立てれる様に日々勉強をしています。
そこで今回このサイトでは記事の紹介だけで無く「これからどうやってこの問題と向き合って行くか、分からない事」などについて随時相談を受け付けております。
- 我が子にいじめが発覚して、これからどうして良いのか分からない
- 学校がキチンと対応してくれなくて不安だ...
- 子供の様子がいつもとおかしい
- 誰にも相談出来なくて、今の気持ちを聞いて欲しい!
など、私たちの経験を基に記事に書いていない事など答えられる範囲でお答えします!!
長文になりましたが、最後まで読んで頂き本当にありがとうございました。
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