いつも「いじめ-ラボ」の記事を読んで頂き
本当にありがとうございます。
管理人の「はかせ」と申します。
今回の記事は
加害者家族の「心理」や「特徴」を
題材として書いています。
加害者側の家族は
「いじめ」をしたことに対して
どんな事を思っているのか、
どんな心理のもとで
「いじめ」をしているのか
気になる所ですよね。
そしてこの問題を対応していく時に
「加害者側との和解」をするかしないかで
悩む時が必ずあると思います。
- 子供の問題だし、これからを考えるとこのまま徹底抗戦していいのか
- このまま加害者と争っていて、さらに面倒くさい問題にならないか
ここら辺が相手と争う時に
「和解」するかどうするか
迷うポイントだと思います。
今回、我が子が被害に遭い
対応していく時に学校や弁護士を通して
加害者側の家族と話し合いになりました。
(実際この記事を見ている方も
相手方とお会いになられた方は
いらっしゃると思います)
その時に感じた事を簡単にまとめて、
本当に相手からの心からの「謝罪」は
受ける事が出来るのか、
「和解」にメリットがあるのかを
調べてみました!!
実際にいじめが起きて感じた事ですが、
これから子供に起きた問題を解決する時に
子供の精神面のサポートも大事ですが、
親の心のサポートも考えないと
解決までの長い道のりには
耐えることは出来ないと思います。
- 自分が本当に正しいのか?
- 相手が言っている事が正しいのか?
- 学校は何故信じてくれないのだろうか?
- いっその事このまま折れた方が楽なのか??
途中でくじけそうになる時も
あると思いますので、
今回の記事が少しでも
お役に立てれば嬉しいです。
※この他にもこのサイトでは
私たち家族が子供の被害を通して
感じた事や学んだ事をベースにまとめ
記事形式にして紹介しています。
「いじめ」が他人ごとでは無く
明日は我が子に降りかかる問題であり、
風化させない為にも実体験を基に
記事にまとめています。
もし、我が子が不登校になって
どう守って行けば良いのか
分からなくなった時にも、
あわせて読んで頂ければ
お役に立てる内容となっています。
実際に裁判を起こしたり、
弁護士や行政書士の方のお話を聞いたりと
解決策に向けて取り組んできた事の
内容を書いていますので
是非1度読んでみてください!!
※いじめ問題についてまとめたサイト「いじめ-ラボ」はコチラ!!
『いじめ-ラボ』
加害者家族は申し訳ないと思っているのか!?
先ほど書いた、本当に相手からの
心からの謝罪は受ける事が出来るのか
という問いに関して結論を先に言うと
心からの「謝罪」は難しいでしょう。
誰だって「やった事」を
否定されるのは嫌だし、
仮に間違った事をしたとしても
「なんとかごまかせないか」
「無かった事に出来ないか」などの
心理が必ずと言って良いほど働きます。
人間の心理は「否定すること」には
拒絶に似た反応を示します。
それに、学校でも保護者間でも
トラブルが起きる時は
「被害者」と「加害者」の人数は
ほとんどの場合は「加害者」が多いハズ。
数が多い方について行った方が
有利に感じるのは人間の心理として当然。
中には本当に苦しんでいる子供や
家族がいるのに、
学校や地域を挙げて
被害者家族を迫害してきた
歴史だって有ります。
(大津の事件などが有名)
加害者家族のバックには警察OBがいたり
大津で事件が起きた中学校が
文部科学省の「いじめ撲滅」の
モデル校だった事はあまりにも有名です。
例え行いが「悪」だとしても、
その「やった人間や団体」が巨大だと
それが例え「悪」でも
「悪」を「正義」とする事が
少なくありません。
警察の不祥事、脱税、粉飾決算などの
「大人の世界」にある「隠蔽」の心理が
そのまま子供の世界でも
縮図として描かれているのでしょう。
もし仮に「心からの謝罪」をしてくれても
自分たちの立場を悪くしない為
だからかも知れないし...。
どっちにせよ、本当に反省して謝罪をしても
その後の生活態度をじっくり見てみない事には
「謝った」だけでは
本当の心の中身は分かりません。
では次に加害者家族の心理を
見ていきましょう。
加害生徒が持っているイメージや心理
実際「加害生徒」が思っている
「いじめ」に対するイメージや
子供の心理は非常に気になる所です。
いろんな本や心理学の本を
読みあさって思った事は
本当にやさぐれている子よりも
「平々凡々」な子の方が
加害者になる事の方が多いという事です。
また、いじめをする心理、
「なぜそうてしまうのか」という
理由については
「楽しいから」
「みんながやっているから」
という何でもない理由が多く
その他に多い理由として
「いじめている理由」に
「大義名分」を求めて
正当化する心理
が働いている様です。
さらに、このことを象徴する意見が
独自のアンケート調査でも判明しており
- 「やられる奴が悪い」
- 「リアクションがおもろい」
- 「何となくムカつく」
- 「(その子には)何も思わないけど、やらないと空気読まない奴と思われる」
この頃の子供は相手への気配りよりも
その場の「空気」の方が
よっぽど大事であると言う考えが
一般的なようです。
- 「空気読まずに、変な事話し始めたらダメ」
- 「空気読まずに、目立ってはダメ」
- 「空気読まずに、服装をカッコよくしてはいけない」
などの「空気」が
重要なファクターになっていて、
それを「犯す」ものなら
集中砲火をうけても致し方ないという
「集団行動」ならではの心理が
動いていると思われます。
また、外面はどんなものが大人にウケるのか
知っている子供が多く、
加害生徒の多くは
この外面が良い場合が多いです。
例えば、
- 「品行方正で生徒会長をしている」
- 「勉強が得意でテストの結果は上位クラス」
- 「部活で注目の選手」
- 「みんなに好かれる人気者」
などなど、
「好印象」の子が加害者側に回る事は
意外と多い様です。
※私たちの子供がやられた時の
加害者メンバーの中には
本当の不良っぽい子と
この好印象の子が
半分半分いました。
では、次に加害者側の家族が持っている
この問題に対するイメージや
心理を探っていきます。
「大人」が持っているイメージや心理
いじめの問題は小学校から
中学校までをピークに
起こる物とされています。
実際高校生になってからの方が
内容が酷くて、
自殺の確率も格段に
高校生のケースが高くなっています。
※いじめ自殺の統計について参考とさせて頂いた文献はコチラになります!
ちなみに、
文部科学省が発表している
認知件数は
こんな感じになっています。
特に小学校から中学校の子供の特徴として
「グループ化」や「均等化」が
多く見られます。
ことわざにも「出る杭は打たれる」
といった言葉まであります。
この心理は学校そのものが
「集団行動」をもとにして
「足並みを揃える事」を
重要視している事からも
読み取れると思います。
また、私たち「親の世代」の心理としては
子供のやっている事は「間違いない」
という考えの上でスタートする事にも
関係しているでしょう。
そして、
「子供のやっている事は間違いない」
という心理を裏付ける言葉が
やられる側に原因があるのではないか?
という言葉なのではないでしょうか。
いじめは昔から存在していて、
今に限った事ではなく
この問題に対する考え方や心理も
昔とはあまり変わっていないと思います。
ただ、「外」にいじめの存在や特徴
関係性が「たまたま」メディアに
取りだたされて今日に至るのだと思います。
しかも半端に成績が良く、
家では「良い子」を装っている子ほど
いじめをしてしまうと
「外」には本性が見えづらいでしょう。
結果的にいじめをしたとしても
表面的には「良い子」なので
親としては心理的に
「認めたくない」傾向になります。
そして、もう一ついじめに対する心理や
イメージで影響を与えているものがあります。
それは、
- 「それぐらいはいじめに入らない」
- 「やった程度を大人が先に決めてしまう」
といった考えで、
「いじめ防止対策推進法」に
定義をまとめているのにも関わらず
加害者や第三者が勝手に決めつけています。
詳しく見ていくと、
「法律(いじめ防止対策推進法)」も
子供の目線というよりは
「学校」と「保護者」などの対応を
まとめた内容になっていて、
具体的にどんな内容が「いじめ」であって
明確なボーダーラインは定まっていません。
この法律において「いじめ」とは、児童等に対して、当該児童等が在籍する学校に在籍している等当該児童等と一定の人的関係にある他の児童等が行う心理的又は物理的な影響を与える行為(インターネットを通じて行われるものを含む。)であって、当該行為の対象となった児童等が心身の苦痛を感じているものをいう。
簡単に言うと、被害者である子が
「苦痛を感じているもの」であれば
何でも「いじめ」になる可能性がある
という事になります。
この「曖昧さ」が大人が
この問題に対して持ってしまう心理や
イメージが抽象的なものや無関係な感じを
持ってしまう原因になっていると言えます。
さらに、「苦痛を感じているもの」の定義が
被害生徒が何も言わなかったから
認識出来なかったとか
簡単に逃げ道を作れる内容に
なってしまっている事も
「大人や第三者が決めつけてしまう」原因に
なっていると言えるでしょう。
「子供」と「大人」が持っているイメージや心理から分かること
以上、「子供」と「大人」が
この問題に対して持っている
イメージや心理から分かる事は、
- 間違いを認めたくない
- 人数(数)が多い方に付くと有利
- 誰かが「目立つ」と気にくわない
- 個人よりも「空気」が大事
- 悪いことでも「理由」が正当なら「正しい」
まとめれば「大人」の世界の価値観や心理は
子供の世界の価値観や心理と
同じという事です。
そして、子供の世界でも
大人の世界と同じ様に
日常いろんな問題を抱えながら
生活しているという事になりますよね?
- 会社(学校)に行きたくない
- 人間関係が面倒くさい
- 休みたいのに休めない
- 相手と合わない
- ムカつく
などなど、いろんな感情ありきで
大人も子供も生活しています。
無理に「合せよう」とするから
摩擦が起きて「疲れる」んだと思います。
この事実をいじめに当てはめて考えると
無理に加害者からの謝罪は
私たちにはメリットがない
とい言えるのではないでしょうか。
なぜなら、始めから
「心からの謝罪」は難しいからです。
和解のメリットは
「もうしません!申し訳ありませんでした!」
という心からの後悔があって
初めて意味があるものになります。
しかし、子供と大人が
いじめ問題に抱いているイメージや心理は
先ほど書いた様な内容になっていますから
心の中は「面倒くさい」とか
「ウチは悪くないのに」という気持ちで
謝罪している事がほとんどでしょう。
そんな気持ちでは
またこの問題は再発しますし、
貴方の子供でなくとも
別の場所・別の子供で再発します。
であれば、ココでとどめを刺すくらいの
気持ちで真っ向勝負に出る事も1つの方法
だと思います。
少なくとも私たちは真っ向勝負に出て
今現在裁判中(2018年に終結)ですが
謝罪を断りADRや裁判を選んだ事は
「一定の効果」が有ったと思っています。
公の場でいじめは悪い事であり、
あってはならない事であると
証明出来る唯一の場所であるからです。
いじめっ子家族の心理を分析!「本当に申し訳ない」と思っているのか まとめ
今回の記事は
「いじめの心理」や「特徴」を
キーワードにして
加害生徒家族の心理やこの問題に対して
どう思っているのかを調べてみました。
そこから、実際に加害者家族から
「心からの謝罪」は受けられるのか、
加害者家族との「和解」は
本当に有効な手段なのかまとめました。
まずいじめに対する
「子供」と「大人」のイメージや心理は
どんなものがあるのかをまとめた結果、
《子供の場合》
- いじめは「楽しい」
- クラスや加害者の空気に取り込まれてやってしまう
- ストレス発散
- 分相応に生活しないとやられる
《大人の場合》(主に加害者側)
- 子供の問題は子供で解決する方が良い
- ウチの子供に限っていじめはしていない
- 被害者側に原因があるのではないか
- 問題があっても「認めたくない」
- いじめの中には入らない(いじめではない)
と言う風な感じになります。
共通して言える事はこの問題に対して、
- 理由を正当化して「悪」でも「善」にしてしまう。若しくは「しょうがない」としてしまう
- 物理的に「数」が多い方に走る
- 多勢に無勢
- 隠してしまう方が楽
と言った心理や価値観が見受けられます。
なので、結果として
本当に悪いことをしたとしても
「心からの謝罪」は受ける事は難しい
と思います。
実際はこんな甘いものではなく
加害者と面会して話し合いをしても
心は憎しみでいっぱいになるのが
関の山でしょう。
なので「謝罪のメリット」はほとんどないと
言って良いのかもしれません。
そうなるくらいなら、
真っ向勝負でADRなり裁判なり
進めた方が精神的にダメージは
少ない場合もあるでしょう。
いじめが起きてから解決するまでの経験を元に相談コーナーを実施中!!
この記事で書いた事や
「いじめ-ラボ」でまとめている内容は
私たちの子が実際に受けたいじめを
ベースにまとめています。
さらにこの記事を読んでいる
あなたをはじめ、
今現在いじめで悩んでいる方々に
少しでもお役に立てれる様に
日々勉強をしています。
そこで今回このサイトでは
記事の紹介だけで無く
これからどうやって
この問題と向き合って行くか、
分からない事などについて
随時相談を受け付けております。
- 我が子にいじめが発覚して、これからどうして良いのか分からない
- 学校がキチンと対応してくれなくて不安だ...
- 子供の様子がいつもとおかしい
- 誰にも相談出来なくて、今の気持ちを聞いて欲しい!
など、私たちの経験を基に
記事に書いていない事なども
答えられる範囲でお答えします!!
長文になりましたが、
最後まで読んで頂き
本当にありがとうございました。
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