いじめ・不登校の解決策 進学先に定時制高校を勧める理由 

この記事を書いた人「はかせ」
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いつもご覧頂き本当にありがとうございます。
管理人の「はかせ」と申します。

今回は「いじめ・不登校問題」をキーワードに
「進学するならどの高校が良いのか」を
まとめた記事となっていて、

主に中学生を子に持つ保護者さんへ
向けた記事となっています。

この記事を書くに当たって
ベースとなったのは、
私「はかせ」の子供です。

私には2人の子がおり、
その内の1人が中学校時代に

いじめを受けてしまった時の事が
ベースになっています。

主に「周りから悪口を言われる」や
「仲間外れにされる」といった

コミュニケーション系のいじめを
毎日受けてしまい、

なかなか学校に通う事が
出来なくなってしまいました。

クラスに行っても邪険に扱われ
仲間ハズレになり話もろくに混ぜてもらえず、

陰口や悪口を常に言われてしまう様な
学校生活を送って中学2年生くらいから
不登校ぎみになってしまいます。

その子は4月からバイトも始め、
(2018年)

自分なりに学校生活を楽しむ事が
出来るくらいに立ち直る事が出来ました。

その子が通っていた学校が
『定時制の高校』になります。

 

今回の記事は我が子のケースを基に、

  • 我が子が「定時制高校」を選んだ理由
  • 「定時制高校の特徴」や「メリット」(特にこの記事で力を入れています!!)
  • 「通信制高校」との比較

の3つのポイントをまとめて、
これからの進学の範囲を

少しでも広げてもらう事を目標に
記事を書いていきます。

同じ境遇の方の力に
少しでもなれれば幸いです!!

 

※この他にもこのサイトでは
私たち家族が子供の被害を通して

感じた事や学んだ事をベースにまとめていて
記事形式にして紹介しています。

「いじめ」が他人ごとでは無く
明日は我が子に降りかかる問題であり、

風化させない為にも実体験を基に
記事にまとめています。

 

もし、我が子が不登校になって
どう守って行けば良いのか
分からなくなった時にも、

あわせて読んで頂ければ
お役に立てる内容となっています。

実際に裁判を起こしたり、
弁護士や行政書士の方のお話を聞いたりと

解決策に向けて取り組んできた事の内容を
書いていますので
是非1度読んでみてください。

 

我が子が「定時制高校」を選んだ理由


ここでは私たち家族が
「定時制高校」を選んだ理由
まとめて行きたいと思います。

私達の子は中学校2年生になってから
いじめが始まり、卒業するまで続きました。

いじめの主な内容は

  • 無視
  • 机をクラスの外に出す
  • 悪口、陰口
  • 仲間はずれ

といった内容で、
3年生の時には卒業式にも出れず

受けたいじめによって
皆と過ごす事が怖くて

自分に自信を持つことが
出来なくなってしまいました。

※中学校のいじめの傾向について詳しくまとめた記事を載せていますので、一度読んでみてください。

それっていじめかも!? 中学生の我が子がでいじめられた時の解決策

3年生になった時に進路説明会や
三者面談をやると思いますが、

ウチの場合は結構時間が掛かって
1時間とか軽く越える時が多い為に

いつも別個に予定を立てて行っていました。

不登校気味になっていたので
成績もあまり芳しくなく

行ける高校も限りがあったのですが、
私たち家族で進学について

話し合いをしている時に
ポツリと我が子が言いました。

「1度で良いから学校生活を楽しんでみたい...。」

クラスのみんなからいじめられてしまい
いつも1人だった子がこんな事言うなんて
思いもしなかったのですが

一言だけしっかりと言いました。

高校になれば出席や成績で
留年してしまうリスクがあった為に、

「定時制でしかも単位制の高校」
狙いを定めて対策を練る事になりました。

 

定時制高校の特徴やメリット


この段落では定時制高校の特徴と
そのメリットについて
詳しくまとめて行きたいと思います。

一言で「定時制高校」と言っても様々あり、
一昔前では「定時制高校」は

少しランクが低い高校というイメージが
持たれていた事もあります。

最近では短い時間を有意義に使って
効率良く勉強に励む事が出来るスタイルとして
注目を集めています。

特にこれから書く
「学年制」と「単位制」が
定時制高校の特徴として

一番のポイントになるのかなと
私は思います。

これから書く内容を子供と一緒に
話し合い考えてもらって、

納得のいく解決策や答え、
進学先を見つけて頂ければと思います。

定時制高校の特徴  「学年制」と「単位制」

基本、定時制高校の場合
「学年制」になると4年間通う事
高校のカリキュラムを修了する事となります。

理由は「授業時間」が短いから、
その分長い期間通う事になります。

「学年制」になれば全日制の高校と同じ様に
出席や成績の影響を受けることとなりますので

不登校気味であった場合、
無理が生じるリスクをはらんでいます。

学校に行きたくなくとも
「行かなければならない」場合、

または、どうしても外せない用事が出来た時に
「定時制」を選んだ意味が
薄れてしまう事となりかねません。

しかも定時制で3年間で
修了したいと思っている場合は

全日制と何ら変らない
カリキュラムになってしまうので

定時制にするメリットが
無くなってしまいます。

例えば、学習カリキュラムも
全日制の高校で1日6時間目くらいが

定時制で3年で修めようとすると
1日7時間、中には8時間目まで

カリキュラムを組まないといけないケースが
出てくる時もあります。

 

これに対し「単位制」の場合になると
ちょっと代わってきます。

最近の定時制の高校は
この「単位制」になっている所が
多くなってきています。

詳しくは生徒指導部の先生や
その高校に問い合わせると良いでしょう。

イメージは大学のカリキュラムみたいなもので
必要な授業を自らが決めて、
決めた単位を取ればそれでOK
というもの。

しかも、クラスが無いので
(厳密に言えばクラスで集まることが少ない)

「グループ」に分かれる事も無く
授業別にクラスメイトが変化する
といった特徴もあります。

全日制の高校の「選択授業」にあたる内容が
定時制単位制になるとほとんどの授業が

選択授業みたいなものになると
いっても良いでしょう。

自分にあったスタイルで授業に臨めるので、
集中力が持続しやすいのも
特徴の1つとして数えられるでしょう!

 

でも「単位制」の場合は
メリットばかりではありません。

少し遅刻しただけでその授業は
欠席したものと見なされたり、

途中で授業を受けなかった場合も
欠席したものと見なされたりと

「単位」を取るには厳しいハードルを
クリアしなければなりません。

中学校までに不登校を経験している子であれば
生活のリズムが不規則になりがちですので、

「朝起きて、夜寝る」といった生活リズムに
馴染む必要があるでしょう。

この生活リズムを取り戻せるかが
定時制と通信制を選ぶ時の
ポイントだったりすると思いますが、

「自分のリズムを構築出来ない」から
通信制を選んでしまうと
続ける事が出来なくなるリスクが出てきます。

後で説明する「通信制の高校との比較」にも
書いていますが、

通信制でも「自分で授業を受けるスタンス」は
変わりませんので、

誰かにカリキュラムを組んでもらえる
定時制の方が自分自身のモチベーションを
維持しやすい
と思います。

定時制を選んだ方たちの人生観

私「はかせ」の子と同じ様に
学校問題で悩んできた子や

経済的な理由で働きながら通う子など、
色んな事を感じてきた子が多いと思います。

中には、絵に描いたような
不良がいるかも知れません。

けどそんな子でも
「何かしらの心の闇」をもって
この定時制を選んできたと思います。

また、社会人の方でも定時制を選んで
学びに来ているケースもあります。

まとめれば、いろんな事情を抱えて
この定時制を選んできたと言う事です。

そんな人生を歩んできたから、
個々の価値観や言葉の重みなどから
学べる事が多いと私達は考えました。

1個の価値観で囚われない
学校生活が送れる
と言う事です。

小学校や中学校でいじめが起きると
その学校生活が終わるまで
「評判」が後から付いてきます。

例えばクラス替えをしても
他の生徒からの噂で

「いじめられていた事」が
いつの間にか広まるし、

クラスのいじめに深く関係している
「スクールカースト」でも不利な状況を
作る原因にもなるでしょう。

※「スクールカースト」について詳しくまとめた記事を載せていますので一度読んでみてください。

我が子のいじめから学んだ、いじめが起きやすい学校やクラスの解決策

定時制を選んだ事で「誰も知らない所」で
やり直そうとした甲斐があったのか
定かではありませんが、

コミュニケーションも
少しずつではありますが取れるようになり
友達も何人か出来る様になりました。

中には、同じ中学校でも同じ様な悩みで
不登校になっていた子と
友達になる事が出来ましたし、

普通の女子高生と何ら変わらない生活を
する事が出来るようになりました。

バイトも始める事ができて
「自分で頑張った分」が給料として

反映する事を学べた事が
大きかったと思います。

教えてくれる先生

定時制の学校を検討しているご家庭で
「先生がどんな人なのか」
気になるポイントではないでしょうか。

今回私たちが定時制の学校に
子どもを通わせてみての感想は、

全日制の高校よりも
「親身になって話を聞いてくれる事」が

定時制高校をオススメする
ポイントとしてあります。

中には不誠実な先生もいますが、
おおむね全日制の先生よりは

「子供の話を聞いてくれる先生」が
多い様な気がします

この「いじめ-ラボ」のモデルになっている
もう1人の子は「全日制の高校」に
通っているのですが

その子と比較して先生の対応を見ていると、
定時制の学校の方が詳しく話を
聞いてくれる事が多いです。

学校の問題にせよこれからのことにせよ、
いろんな事情を抱えている生徒を
見ている経験
があるので

定時制の先生の方が親身になって
話を聞いてくれるのかも知れませんね。

費用が安い

全日制の高校と比較すると、
格段に定時制の高校の方が安いです。

定時制の高校では制服はありませんし、
入学金も安い傾向にあります。

夜間の定時制の場合だと
近くの中学校などを間借りして
授業をしている高校もあります。

また、定時制の場合でも「奨学金制度」
平成26年度から適用となった
「就学支援金新制度」もありますので

子供を学校へ通わせることのハードルは
かなり低くなっています。

 

以上、定時制高校の特徴やメリットを
この部分で説明してきました。

私がそれぞれの対応を
比較してみて感じた事は

「思ったより定時制は生活が乱れる事も無く
授業を受ける事が出来る」
と言うことです。

これから高校生になる子の考え方次第に
なってしまう部分も多いかも知れませんが、

定時制だからとか関係無く
普通通りの生活は定時制でも
十分送る事は可能だと思います。

今までの「定時制高校」のイメージを
持っている場合は通いづらいイメージがあって

選択肢の範囲外だったと思いますが、
最近の定時制の高校は

そのイメージからの脱却に力を入れていて
様々な校風の学校が増えています。

1度資料請求をして確認すると
選べる範囲が広がって、
子供のやる気も上がると思います。

 

通信制高校との比較


ここでは定時制の高校の他に
「通信制の高校」をピックアップして
両者を比較し、

内容をまとめていきたいと思います。

多分、多くの方が「不登校」や
「いじめ」などの問題で

学校に通えなくなった時は
「通信制」の高校が良いのでは?
と思われるハズ。

通信制の高校にもオススメしたいポイントは
数多くありますが、

両者を比較したときに
「定時制」を選択した理由を
まとめて行きたいと思います。

自分1人で学習カリキュラムを組む

通信制の高校の場合、
学習する時は誰に教わるわけで無く
「たった1人」で勉強しなければなりません。

通信制の高校は「単位制」なので、
先ほど「定時制の特徴」で説明した内容と同じ

学びたい学科を
自分で選択する方式になります。

誰かに評価されるわけでもないので
「モチベーションを維持する事」が
大変難しくなります。

周りの学生の影響を受けることが無く
1人で薦める事が出来るのが
通信制のメリットではありますが、

自分のペースで進める事は
大人でも難しい事です。

時には後回しにして手つかずになる
危険性もありますので、

通信制では「自分のペース」を
維持する力が必要になるでしょう。

子供だけに任せず、
私たち親も子供の学習について
把握していかないと

途中で挫折してしまう危険性があります。

誰にも相談出来ない

インターネットや郵送でレポートを提出すれば
基本的に授業を受けたことになります。

ある程度の登校はありますが、
大半は1人で通信制の高校は
課程を収める事が出来ます。

しかし、これから社会に出て生活していく上で
「たった1人」で生活していく事は
難しいと思います。

誰かの助けを必要としたときに
問題を抱え込んで悩む場合が
あるかも知れません。

残念ながら全ての人間関係を断ち切って
生活する事は不可能で、

誰かと助け合いながら生活をしていかなければ
社会で生きて行く事は難しいでしょう。

必ず人と接しながら生活しろと
言うわけでは無く、

少しずつ接して行きながら
「自分の存在」を肯定していく事が

これからの人生で問われる
「人間力」なのではと私は考えています。

なので、問題の解決策を
考えて行く機会が無い事や

自分自身を見つめ直すキッカケが少ない事が
通信制の大きなデメリットになるでしょう。

もし、もっと勉強したいと思ったときには...

定時制と違い、通信制は基本1人で
勉強を進めて行かなければなりません。

分からない所があっても自分で
調べて行かなければならず、

「もっと勉強したい」と思った時に
不都合が多いかも知れません。

高校に通っている内に
「大学進学」を意識する時も
あるかも知れませんよね。

そうなったら「通信制」の高校の他に
「サポート校」に通う必要が出てきます。

「サポート校」とは、いわゆる塾の様なもので
先生(塾の講師みたい)がいたり、
他の生徒が通う事もあります。

イメージ的に学校と塾に通っている
感じが近いと思います。

先ほども書きましたが、
自己管理に余程の自信が無いと
通信制で学ぶ事は難しいかもしれません。

サポート校に通うとなれば...

先ほどの「サポート校」について
続きになりますが、

サポート校にも通うとなった場合に
費用がかなり掛かる事が懸念されます。

費用は「通う頻度」によって
変わるケースが多い様で、

週3だったり週5日だったりした場合は
数十万位の開きが出てきます。

週3ペースでも3~40万位
掛かる計算でいる方が妥当
かも知れません。

その分、学習面や精神面でのサポートは
手厚いサポートが揃っています。

 

以上、通信制と定時制の高校の比較を
まとめて行きました。

ここでまとめた内容は私「はかせ」の友人や
先生達の話をまとめた内容となっていますので

詳しい環境や金額、内容は
それぞれの高校に問い合わせして
確認してみると良いかも知れません。

先ほど「定時制」の特徴と
今回の「通信制」の特徴をまとめてみて、

私は定時制に通わせた事に対して
間違いではなかったと思います。

我が子も普通に通学する事が出来ているし
クラスの様子も話してくれる様になりました。

小学校と中学校でいじめや不登校で
悩んでいるのであれば

「選択肢や解決策の1つ」として
「定時制の学校」を視野に
入れてみても良いと思います。

 

いじめ・不登校の解決策 進学先に定時制高校を勧める理由 まとめ


今回は「いじめ・不登校問題」をキーワードに
「進学するならどの高校が良いのか」を
まとめた記事を作りました。

主に中学生を子に持つ保護者さんへ向けた
解決策の1つとなっています。

今回のオススメしたものは
「定時制の高校(単位制)」で、

我が子の体験談をベースに紹介しています。

定時制の高校の特徴として、

  1. 「単位制」を取っている高校が多く、自分で学びたい学科を選べる
  2. いろんな人生を歩んできた人が集まる
  3. 1つの価値観に囚われる事無くいろんな人の話が聞ける
  4. 社会人の方もいらっしゃるので、社会に出てからの話も聞ける

といった特徴があり、
不登校で悩んでいる方が

再スタートを切るのに
適した環境が揃っています。

また、全日制と通信制の高校と比較した時の
「定時制高校」のメリットもまとめました。

  1. 費用が安い
  2. 単位を取れれば学校の出席日数を気にせずとも大丈夫
  3. クラスで行動するよりも「学科」でクラスが変わる
  4. 定時制の先生の方がいろんな生徒と接している状況を理解してもらいやすい

以上、いじめ・不登校問題の解決策として
再スタートを切るのに
定時制高校の紹介をまとめてきました。

いじめや不登校問題は
「学校の中」だけで起きる問題ではありません。

私生活にも甚大な影響が出てしまいます。

  • 引きこもり
  • 自殺未遂
  • 人間不信
  • 精神疾患

数えたらキリがないです。

学校生活だけで解決策を考えても、
卒業してからの視野を持たないと
本当の解決策にはなりません。

出来るだけ子供の意思を尊重して
希望通りの進路に戻れる様に、

今回の記事は「1つの解決策」として
書かせて頂きました。

またこの「いじめ-ラボ」では
今現在受けている被害に対応する為に
「相談コーナー」を実施しています。

学校との対応だったり
いじめを認めて貰う為の方法だったり

いじめを受けてから
裁判を起こした経験を元に
対応していますので、

今現在どう対応していけば良いのか
不安で途方に暮れている時には
一度お話を聞かせてもらえませんか!?

 

いじめの対処法 「分からない」「どうすれば」をメールで受付中!

この記事で書いている内容は
私たちの子が実際に受けたいじめを
ベースにまとめています。

さらにこの記事を読んでいる
あなたをはじめ、

今現在いじめで悩んでいる方々に
少しでもお役に立てれる様に
日々勉強をしています。

そこで今回は記事の紹介だけで無く
これからどうやって
この問題と向き合って行くか、

分からない事などについて、
私たち家族が経験した事を中心に

「いじめ-ラボ」の相談コーナー
随時相談を受け付けております。

  • 我が子にいじめが発覚して、これからどうして良いのか分からない
  • 学校がキチンと対応してくれなくて不安だ...
  • 子供の様子がいつもとおかしい
  • 誰にも相談出来なくて、今の気持ちを聞いて欲しい!

など、具体的な内容について
相談を受け付けていますので、

私たち家族の経験が
少しでもお役に立てたら嬉しいです。

※「いじめ問題」について具体的な質問やお問い合わせを受付中!

我が家の「いじめ解決までの2年半」を凝縮した「いじめ-ラボ相談ページ」

長文になりましたが、
最後まで読んで頂き
本当にありがとうございました。

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