いつもご覧頂き本当にありがとうございます。
管理人の「はかせ」と申します。
今回は「いじめの解決策」と言う事で、
前回の記事に続き「フリースクール」について
詳しく書いていきます。
何らかの問題を抱えて
学校に行く事が出来なくなった子に対する
救済措置として「フリースクール」が
設置されたことは
皆さん知っての通りだと思います。
小・中学校でフリースクールに通う場合、
この期間は「義務教育期間中」になりますので
既存の学校に所属したままで
フリースクールにも所属する形になります。
しかし、高校生の場合に
フリースクールに通うとなると、
1度高校を退学し「通信制」や「定時制」の
高校に編入する方法が大半でした。
そこで、2009年から
高校生でもフリースクールでの出席を
既存の高校への出席と認めると
文部科学省が通知を出しました。
※高校生のフリースクールなどの外部機関への出席についてまとめた通知はこちらになります。
最近のフリースクールでは
「通信制の高校」と連動しているものもあり、
学習面でしっかりとサポートしてくれる所が
増えてきています。
その影響か高校生でもフリースクールに通って
大学進学を果している生徒も
段々多くなってきているのが現状です。
結果、高校生でもフリースクールに
通っている子が多くなり、
小・中学校だけのものでは
無くなってきた感じがします。
そこで、フリースクールに通わせる事を
考えているあなたに、
「これだけは始めに知らなければならない事」
を記事にまとめて行きたいと思います。
実は、必ずしもフリースクールに
通ったからと言って
出席扱いになるわけではないのです。
必ずしもフリースクールに
通ったからと言って
出席扱いになるわけではないのであれば、
フリースクールに通って
既存の学校に出席認定を受ける為には
どうすれば良いのか??
今回の記事は、「いじめ問題」と
「不登校問題」に深く関係している
「フリースクール」にフォーカスを当てて、
まとめて行きたいと思います!!
※この他にもこのサイトでは
私たち家族が子供の被害を通して
感じた事や学んだ事をベースにまとめていて
記事形式にして紹介しています。
「いじめ」が他人ごとでは無く
明日は我が子に降りかかる問題であり、
風化させない為にも実体験を基に
記事にまとめています。
もし、我が子が不登校になって
どう守って行けば良いのか
分からなくなった時にも、
あわせて読んで頂ければ
お役に立てる内容となっています。
実際に裁判を起こしたり、
弁護士や行政書士の方のお話を聞いたりと
解決策に向けて取り組んできた事の内容を
書いていますので
是非1度読んでみてください。
※いじめ問題と過去の裁判や判例についてまとめた記事はコチラ!!
フリースクールに通ったからと言って必ず「出席」になるわけではありません!!
先程書いた様に、
フリースクールに通っているからといって
必ず「出席扱い」になるわけではありません。
小・中学校は義務教育であっても
「出席扱い」になるわけではありません。
高校ならなおさらです。
フリースクールでの出席が
既存の学校での出席として
扱われない時がある理由、それは...
出席と認めるかどうかは校長の『裁量』に委ねられる為
だからです。
そう、校長の判断次第で
出席になるかどうかが判断されるのです。
もともと、「フリースクール」は
「学校」としての要件を満たしていない為、
出席扱いとして認められる様になったのは
小・中学校で1992年位から
高校は2009年位からになります。
では実際に出席扱いにならないと
どんな事が起きるのか??
一番に考えられる事は小・中学校では
「内申書」の影響が考えられるでしょう。
義務教育期間に何かしらの理由で
不登校になってしまった場合、
フリースクールに通って努力しても
「出席扱い」にならなければ
「通っていない」とされてしまいます。
つまり、努力が認められない事になります。
今の学校ではテストの点数よりも
「学校での生活態度」を重要視している所が
多いと思いますので、
テストの点数のみで進学は
非常に難しいでしょう。
高校進学で再起を図ろうにも、
内申書の影響で志望校を
断念せざるを得ない場合が出てしまっては
あまりにもかわいそうです。
また、都道府県で内申書の
記載内容は違っていて
「中学校3年生の時の内申点だけ」書く所と
「中学校3年間の詳細」を全部書く所もあり
統一されていません。
途中まで学校を通えていた場合などは
非常に勿体ない場合があるかもしれませんので
一度子供の内申点について
調べた方が良いと思います。
※今回「内申点」について非常に参考にさせて頂いた記事がありましたので、紹介させて頂きます!
『【内申点の計算方法】そもそも内申点って?入試にどう影響する?』
出典サイト:受験指導のプロが教える高校受験勉強法
高校の場合だと
義務教育の小学校と中学校とは違い、
出席日数が少ないと進級出来ません。
出来ないと言う事は
留年せざるを得ない事になります。
さらに義務教育と違って
受けなければならない教科も増えますので、
その分内申点が高くなりより
一層進級も難しくなります。
そうなれば、留年しても再度やり直す生徒は
ほとんどいないと思います。
「出席したか」「しなかったか」で
ここまで進路に影響を与えてしまう
内申点ですので、
学校に通えなくなって
フリースクールに通う事を
検討しているのであれば
「内申点」だけは注意しなければ
ならないでしょう。
以上、フリースクールに通ったからと言って
必ず「出席」となる訳ではない理由と
その影響について簡単にまとめてみました。
不登校やいじめの解決策として
「フリースクール」が最近注目されていますが
フリースクールに通っていても
「出席扱い」がされない事があったり、
その影響で生徒にどんな影響が出るのか
お解り頂けたと思います。
学校に行けなくとも(行かなくとも)
フリースクールがあるから大丈夫!!
そう思っていると思わぬ痛手を
負うことになりますので、
今一度我が子の状況を確認して
対応をする必要があるでしょう。
では次に、フリースクールに通っていても
学校に「出席扱い」にしてもらう為には
どうすれば良いのかを
調査してきましたのでご覧下さい。
学校に「出席扱い」にしてもらう為に私たち家族が出来る事とは!?
この部分はこの記事の中で
一番重要な部分になります。
フリースクールに通う予定、
もしくは通っている場合、
在籍している小・中学校に
「出席」が認められるかどうかは
気になる所ですよね。
小・中学校であれば「義務教育期間」なので、
留年する事は無いでしょう。
ただ、内申表に影響が出るので
高校進学に影響が出てきます。
※厳密に言えば留年にする事は出来るけれど、
現状はそのまま進級。
高校になれば「進級」に直接影響するので、
「出席扱い」になるのかどうかは
死活問題になります。
では、学校(校長)に「出席扱い」に
してもらう為にはどうすれば良いのか!?
ズバリ、その答えは
文部科学省の通知の中にありました。
『登校拒否児童生徒が学校外の公的機関や民間施設において相談・指導を受けている場合の指導要録上の出欠の取扱いについて』
文部科学省が公表しているこの通知では
具体的に3つポイントでまとめてあります。
- 保護者と学校との間に十分な連携や協力体制が整っている事
- 本来は教育委員会が設置する「適応指導教室」などの公共機関に通う事が望ましいが、そこに通う事が難しいとか民間の機関(フリースクールのこと)へ通う事を希望する場合、適切とされる時は民間の機関も適用を受ける
- 当該施設に通所(通学)し、相談や指導を受けることを条件とする事
出典元:『義務教育段階の不登校児童生徒が学校外の公的機関や民間施設において相談・指 導を受けている場合の指導要録上の出欠の取扱いについて』より
以上、3つのポイントが挙げられています。
民間の機関が「適切」なのかどうかの
1つの基準として、
『民間施設についてのガイドライン(試案)』
が先程の出典元に掲載されています。
民間の機関が適切かどうかの
チェック項目を簡単にまとめると...
- その機関が不登校生徒に対する相談や指導について深い理解と知識を持っていて、社会的信頼を持っているのか
- 必要な費用などが保護者にキチンと提示されているのか
- キチンと学習や相談、指導出来る環境が整っているのか
- 不登校児童の保護者とその民間機関との間で、不登校に関する情報が適切に交換できる信頼関係が形成されており、連携や協力が出来る事
- 不登校の生徒に対して指導するための適切な環境が整っている事、また指導等が「義務教育制度」を前提としている事
以上の項目が文部科学省の通知で
まとめられています。
実際の民間施設についての
ガイドライン(試案)には
もっと細かにまとめられているので
フリースクールを選ぶ時の参考に役立ちます。
ただ、懸念される事として
「出席を認めてもらう事」に集中してしまい、
本来我が子のペースで無理なく復学する為に
フリースクールを選んだハズが
無理を強いる事になりがちです。
- 我が子はフリースクールに通って本当に良かったと思っているのか
- 復学の意思があるのか、進学を考えているのであれば学力を補う為の対策を取っているのか
- 既存の学校と連携を図ることが出来るのか
- 子どもが少しでもいいから「前に進んでいる実感」が持てているのか
常に私たちが意識して見守る事が
重要になるでしょう。
決して無理をさせず、
学ぶ事に対する意義を見いだせる様に
見守って行きましょう。
以上、学校(校長)に出席認定を
もらえるにはどうすれば良いのか、
具体的な解決策として
「文部科学省の通知」を取り上げ、
出席認定のガイドラインを
詳しく見ていきました。
いじめ解決策 フリースクールでの出席を認めてもらうには!? まとめ
今回は「いじめの解決策」と言う事で
前回の記事に続き、
「フリースクール」について
詳しく書いてきました。
意外と知っているようで知らない
フリースクールで出席認定を
もらうポイントを
今回の記事では中心にまとめています。
基本、フリースクールの出席認定は
学校(校長)の裁量によります。
これからフリースクールに
子供を通わせる予定のご家族や、
既に通っているご家族には
どうすれば「出席認定」を受けられるのか
気になるポイントだろうと思います。
この答えは「文部科学省の通知」の中に
書かれています。
『登校拒否児童生徒が学校外の公的機関や民間施設において相談・指導を受けている場合の指導要録上の出欠の取扱いについて』
この通知では具体的に、
- 保護者と学校との間に十分な連携や協力体制が整っている事
- 本来は教育委員会が設置する「適応指導教室」などの公共機関に通う事が望ましいが、そこに通う事が難しいとか民間の機関(フリースクールのこと)へ通う事を希望する場合、適切とされる時は民間の機関も適用を受ける
- 当該施設に通所(通学)し、相談や指導を受けることを条件とする事
3つのポイントを挙げています。
また、フリースクールを
評価するためのガイドラインでは
明確な項目を設けて
そのフリースクールが子供にとって
本当に適切なのか総合的に判断しています。
余談ですが、この「いじめ-ラボ」では
我が子のいじめ(不登校も)が発覚してから
裁判を起こすまでの経験を元に
「相談コーナー」を実施していています。
学校との話し合いの仕方や
学校にいじめを認めて貰うには
どうすれば良いのかなど、
具体的にお話させて貰っています。
我が子のいじめが発覚してから
どう対応していけば良いのか迷っている時には
一度「いじめーラボ」まで
お話を貰えませんか!?
我が子が不登校になった時の話や
そこから学校へ復帰した経緯など、
記事には書いていない事も
話をさせてもらっています。
私たちが経験した内容が
少しでもあなたのお役に立てれば幸いです。
いじめの対処法 「分からない」「どうすれば」をメールで受付中!
この記事で書いている内容は
私たちの子が実際に受けたいじめを
ベースにまとめています。
さらにこの記事を読んでいる
あなたをはじめ、
今現在いじめで悩んでいる方々に
少しでもお役に立てれる様に
日々勉強をしています。
そこで今回は記事の紹介だけで無く
これからどうやって
この問題と向き合って行くか、
分からない事などについて、
私たち家族が経験した事を中心に
『「いじめ-ラボ」の相談コーナー』で
随時相談を受け付けております。
- 我が子にいじめが発覚して、これからどうして良いのか分からない
- 学校がキチンと対応してくれなくて不安だ...
- 子供の様子がいつもとおかしい
- 誰にも相談出来なくて、今の気持ちを聞いて欲しい!
など、具体的な内容について
相談を受け付けていますので、
私たち家族の経験が
少しでもお役に立てたら嬉しいです。
※「いじめ問題」について具体的な質問やお問い合わせを受付中!
長文になりましたが、
最後まで読んで頂き
本当にありがとうございました。
コメント