小学生が友達を包丁でメッタ刺し 福岡県のいじめ報復事件の内容

この記事を書いた人「はかせ」
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こんにちは!

いじめ-ラボ管理人の「はかせ」と申します。

 

季節は10月「秋」に差し掛かり紅葉の季節とも呼ばれ、学校行事も遠足だったり運動会だったりと行事活動が盛んになる季節でもありますよね。

 

本当であれば我が子の成長や学校での生活がどんな感じなのかが見られる学校行事が沢山ある事は嬉しいのですが、それと同時に「違和感」を感じる時もあります。

 

・友達へのちょっとした「行動」

・友達から受けたちょっとした「からかい」や「ちょっかい」

・周りの「雰囲気」

・本当に楽しめているのか、我が子の「表情」

 

など数え上げたらキリが無い位、違和感や恐怖にも似た感情がわき出てきます。

 

このサイトは私たち家族がこれまで「いじめ問題」との関わりについてまとめたサイトになっていますが、振り返って考えて見ると今回起きた事件(我が子のいじめ)は「小学校や中学校」から予兆があったのではないかと思うようになりました。

 

いつからだろうか...学校行事を楽しむ事が出来なくなったのは。

 

部活の遠征でも学園祭でも「学校自体」に足を踏み入れる事が恐怖に感じる。

 

 

いじめに遭った子が感じる恐怖はこんな感じであると理解出来るようになりました。

 

 

もし、学校の問題で悩んでいる様子が我が子にあったのであれば遠慮せずに休ませてあげて下さい。

「休ませる事」で問題は解決しないのかもしれませんが、無理に通っても何の意味もないでしょう。

 

 

これらを踏まえて今回紹介する事件は2001年に福岡県で起きた小学生殺人未遂事件となっていて、ちょうど今ぐらいの秋が始まる頃に起きた事件です。

 

この事件では友達を刺した子は「相当な悪意」を相手に持っていた事が分かっていますが、その事件の内容や被害に遭った子の被害状況からどれだけのいじめがあったのかをまとめて行きたいと思います。

 

※この記事の他にも「報復・仕返し」をテーマにまとめた記事がございますので、1度読んでもらえると「いじめの現状」を把握しやすくなります。

いじめへの報復・仕返し事件まとめ

 

 

 

※この他にもこのサイトでは私たち家族が子供の被害を通して感じた事や学んだ事をベースにまとめていて、記事形式にして紹介しています。

 

「いじめ」が他人ごとでは無く明日は我が子に降りかかる問題であり、風化させない為にも実体験を基に記事にまとめています。

 

もし、我が子が不登校になってどう守って行けば良いのか分からなくなった時にも、あわせて読んで頂ければお役に立てる内容となっています。

 

 

実際に裁判を起こしたり、弁護士や行政書士の方のお話を聞いたりと解決策に向けて取り組んできた事の内容を書いていますので是非1度読んでみてください!!

 

※いじめ問題と過去の裁判や判例についてまとめた記事はコチラ!!

裁判に関する記事 一覧

我が子の被害を基にまとめた記事 一覧

 

 

 

福岡県で起きた「小学生メッタ刺し事件」の加害生徒が受けていたいじめの内容と事件の内容

この段落では、事件が起きる前の加害生徒が日頃友達から受けていた被害についてまとめて行きたいと思います。

 

事件が起きた当時メッタ刺しをした生徒は小学校6年生で、関係者の話から「真面目で大人しい生徒」と言われており「今回の刺された生徒」とは小学校低学年からの付き合いで同じクラブ活動に所属していた事もわかっています。

 

周りからは「仲の良い友達同士」と見られていて当事者同士もよく家で遊んでいた事もあり、事件が起きるまで本当に仲が良かったのだと考えられます。

 

 

しかし、事件後の取り調べでは相手を刺した子が受けていたいじめについて、

・日常的に「暴力」を振るわれていた

・事件当日も顔にアザが出来るほど「暴力」を振るわれていた

 

以上の事が判明し、もしかしたら6年生以前の段階で既に暴力が振るわれていた可能性が懸念されています。

 

 

 

犯行当時刃渡りが15センチ以上の包丁をリュックに忍ばせていた事からも、衝動的な犯行では無く計画性を持って犯行に望んでいたと推測されます。

 

犯行当時、被害生徒(刺された方)とキャッチボールをする為に公園へ行ったのも「自分では無い他の誰か」になすりつける為の口実なのかも知れません。

 

相手を刺した子は犯行当時に

・ボールが遠くに行って取りに行った時には(相手が)倒れていた

・40代くらいの男性が自転車(黄色)で逃げた

 

と証言(ウソ)を話していた事からも妙に詳しく説明していた事から、はじめから誰かをスケープゴートにする目的があったのではと考えられます。

 

 

大人でも血だらけで倒れている子の方に目が行くし、その姿を見てしまったら気が動転してしまうハズ。

ましてや小学校6年生の子どもなら尚更気が動転してしまうでしょう。

 

 

刺された子の被害状況は数十カ所メッタ刺しにされ重体ではありましたが(肺に傷が達していたのもあった)、奇跡的に回復し「友達にやられた」と証言して真犯人が明らかになりました。

 

 

 

当時加害生徒が受けていた被害に対する学校の対応

学校は「仲が良かったとされる事件当日までの2人の様子」をどのように見ていたのでしょうか??

 

先ほどの関係者の発言と同じ様に「2人の仲がとても良くみられて、いじめがあったとは感じなかった」と発言しています。

 

しかし、事件当日に刺した子の顔にはアザが出来ていた事が分かっており「その顔のアザ」を見ても何も感じる事は無かったと言う事になります。

 

さらに暴力は日常化していたので、この2人に何かが起きている事は見ようと思えば出来たと考えられるでしょう。

 

 

またこの学校では職員会議で問題行動のある生徒がいないかミーティングを行っていて、この2人の生徒の名前は1度も出てくることは無かった事が判明しています。

 

以上の事からクラスの子や同学年の子からの証言を併せて考えても「いじめの日常化」はしていても外野からは「見えない所」で暴力を行っていたと考えられ、2人きりになった時や他のごく少数の友達との間だけで暴力が行われていたのではと考えられます。

 

ただ、顔にアザが残っていた事から何かしらのサインは出ていたハズ。

 

学校だけで無く家族の中でも「このサイン」に気づく事が出来なかった事実が悔やまれます...。(「気づく事は簡単な事ではありませんが)

 

 

 

その後の「2人」の様子

今回の事件で「被害者」となった「いじめっ子」とされる生徒は順調に回復して学校の授業にも普通に参加出来るくらいまでに戻りました。

 

体に傷があってもプールの授業に参加していた事が分かり、自分なりに事件を克服しようと努力している事が垣間見れます。

 

 

しかし、その姿はウラを返せば「自分が被害に遭った事」について相手(刺した生徒)への償いの気持ちも併せて持ってたのではないかと私は感じます。

 

もし自分が「純粋に被害者」なのであれば傷口は誰にも見せたくないハズだし、語りたくはないでしょう。

 

それを敢えて晒す事によって「自分を戒めている」様に感じます。

 

 

その反面「刺した生徒」は施設を出た後は他の県へ引っ越しをしている様で足取りは途絶えてしまっています。

 

 

 

2人とも2001年当時小学校6年生なので2018年現在では28か29歳くらいになっていて、もしかしたら結婚をして家族を持っているかもしれません。

 

家族で出かけたり遊びに行ったりした時に我が子が傷を見たときにどのように感じてしまうのでしょうか。

 

父親が「子どもの頃に犯した罪」を我が子が知ったとき、その子はどのように事実を受け止めるのでしょうか。

 

 

 

煽るつもりは無いですが、事の原因は「いじめ」です。

 

もし我が子がいじめを受けているとしたら、その子にどのように接して行くのでしょうか?

 

・「いじめをしてしまった人間」が我が子にどう対応するのか

・「いじめられたけど仕返しに犯罪をしてしまった人間」が我が子にどう対応するのか

 

 

あなたならどう考えますか?

自分がその立場ならどうしますか?

 

 

 

この事件を踏まえて、私たちが考えなければいけない事

この痛ましい事件を振り返って言える事は「誰も救われない」という事です。

 

実際にいじめの被害を受けてしまった子は「相手を刺してしまった事」で犯罪者になってしまいます。

(少年法が適用になりますから事実上は罪に問われる事はありませんが、相手を刺した事には変わりありません)

 

また「刺された子」は物理的な傷口もそうですが、「刺された恐怖」や「痛み」は一生残る事になるでしょう。

 

お互いが「被害者」であり「加害者」になってしまったと言うことになります。

忘れたくても忘れられない記憶となってこれから苦しめる事もあるかも知れません。

 

 

この事件から私たちが本当に考えなければならない事は

 

・「いじめ」は一生残る傷になると言うこと

 

この事実を忘れずに伝えていく事だと私は考えています。

 

 

実際に我が子が被害に遭ったからという事もあるかも知れませんが、普段から「いじめ問題」に対して

 

・何がいけないのか

・どうすれば良いのか

・学校の在り方

・家族の在り方

・地域の在り方

・国の在り方

 

これらの事が子供も大人も「考える場」を持つ事が必要なのではと私は思います。

当り前の事から始まっても構わないので、これらの事を「俯瞰する事が出来る人材」を小学校の時から勉強と平行して学ぶ事が出来れば良いんじゃないかと感じています。

 

勉強も大切ですが「何をもって学ばなければいけないのか」を考える機会は非常に少ないと思います。

 

このいじめ問題についても同じ様な事が言えて「なんでいけないのかがスッポリと抜け落ちている」為に中々広まらないと思います。

 

今後この様な事件や被害者が出ないように今一度「この問題」について見聞を広める必要があるのではないかと思います。

 

 

 

まとめ

今回は2001年に起きた福岡県小学校殺人未遂事件紹介しつつ、「私たちがこれからこの問題にどうアクションしていけば良いのか」をまとめてきました。

 

今この記事を書いている時点で、いじめが常に行われていて陰で泣いている子は沢山います。

 

もしかしたら、屋上の手すりに手を掛けている子もいるかも知れません。

 

 

 

言葉にしたら非常に残酷かもしれませんが、これが「現実」になります。

 

 

もう目を背ける事は出来ないでしょう。

他人ごとではありません。

 

 

実際に我が子のいじめをキッカケにこのサイトを立ち上げてもう少しで1年が経ちます。

裁判もようやっと落ち着いて、少しずつ「前を向くこと」にも慣れてきました。

 

私たち親はまだ人間関係に耐性はありますが、子どもはそういう訳にはいきませんよね?

 

 

今起きている問題をまとめて、

・何が問題なのか

・どうすれば良いのか

・何時から行われているのか

・誰がやっているのか

・学校などの対応はどうなのか

・親が出来る事はないのか

 

意識して我が子を見守って行く必要があるでしょう。

「いざと言うとき」に対応出来るのかはこの辺で「分かれる」のかもしれませんね。

 

今回の事件は「いじめた方」と「いじめられた方」のどちらも「被害者」であり「加害者」になってしまった事件として考えさせられる事件になります。

「いじめ」が誰も報われず、何にもならない事を象徴しているでしょう。

 

1日でも早くこの問題が無くなるように

1人でも多く被害者を救えるように

1人でも多く「学校」を楽しんで通える様に

 

「いじめ-ラボ」では裁判まで起こした経験を活かして「相談コーナー」を実施しています!

 

我が子のいじめが発覚してどう対応して良いのか分からず途方に暮れているのであれば、個別・具体的にアドバイスさせて貰っています。

 

もちろん、費用は一切掛からず時間も無制限で行っていますのでお気軽にお問い合わせください!!

 

 

 

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この記事で書いた事や「いじめ-ラボ」でまとめている内容は私たちの子が実際に受けたいじめをベースにまとめています。

さらにこの記事を読んでいるあなたをはじめ、今現在いじめで悩んでいる方々に少しでもお役に立てれる様に日々勉強をしています。

 

そこで今回このサイトでは記事の紹介だけで無く「これからどうやってこの問題と向き合って行くか、分からない事」などについて随時相談を受け付けております。

 

  • 我が子にいじめが発覚して、これからどうして良いのか分からない
  • 学校がキチンと対応してくれなくて不安だ...
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など、私たちの経験を基に記事に書いていない事なども答えられる範囲でお答えします!!

 

※質問やお問い合わせはコチラ!

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長文になりましたが、最後まで読んで頂き本当にありがとうございました。

 

 

 

※参考文献 一覧

・YouTube 《閲覧注意》小6の男児がいじめの仕返しをした”小郡市小学生いじめ仕返し刺傷事件

・パラノーマルちゃんねる 【怖い実話】小さな町で起きた大きな事件。全国紙にも載ったしニュースにもなってたと思う。

・日本の子どもたち 子どもに関する事件・事故

 

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