いつもご覧頂き本当にありがとうございます。
管理人の「はかせ」と申します。
今回は過去のいじめ報復事件を例に、
そこから
「我が子をいじめから救うために出来る事」
を記事にまとめて行きたいと思います。
今回題材に挙げさせてもらうのは、
1991年に起きた「佐賀県いじめ報復事件」
になります。
過去に数えられないほどの
仕返し・報復事件が起きていますが、
この報復事件は特殊で
一歩間違えれば「大量殺人事件」に
なっていたかもしれない程の事件です。
中学校でうけた恨みを晴らそうと、
自ら同窓会を企画しクラスのメンバーと
先生も全員死亡させるつもりでした。
この犯人は過去にどんないじめを受け、
どんな心の傷を負ってしまったのか??
残念ながら犯罪に手を染めてしまいましたが
今回の犯人が受けた心の傷は
絶対に風化させてはいけません。
- 何故、犯罪に手を染めなければ行けなかったのか
- クラスと先生全員を殺したいと思うほどの被害の内容
- これからの学校の対応を私たち家族の役割
起きてしまった事件は
取り返しが付きませんが、
上記3つのポイントをまとめて
これからの対応に活かす事は
必ず出来るハズ。
過去に書かれていた事件の内容を基に
詳しくまとめて見ました。
※この事件の他に「いじめ報復事件」の内容を
まとめた記事をリンクしていますので、
コチラの記事も是非ご覧ください。
※いじめの仕返し、報復事件の内容をまとめた記事はコチラ!!
※この他にもこのサイトでは
私たち家族が子供の被害を通して
感じた事や学んだ事をベースにまとめていて
記事形式にして紹介しています。
「いじめ」が他人ごとでは無く
明日は我が子に降りかかる問題であり、
風化させない為にも実体験を基に
記事にまとめています。
もし、我が子が不登校になって
どう守って行けば良いのか
分からなくなった時にも、
あわせて読んで頂ければ
お役に立てる内容となっています。
実際に裁判を起こしたり、
弁護士や行政書士の方のお話を聞いたりと
解決策に向けて取り組んできた事の内容を
書いていますので
是非1度読んでみてください。
※いじめ問題と不登校問題についてまとめた記事はコチラ!!
一歩間違えれば「大量殺人事件」になっていた報復事件の内容とは!?
今回の報復事件は1991年に
佐賀県で起きた報復事件になります。
ネットでは犯人の実名が公表されていて
「赤司良治」、当時年齢は28歳。
犯行に使われたものは同窓会に出されるハズの
宴会用のビールに毒物を入れて
全員殺す予定だったと判明しています。
また、爆発物が入った箱が見つかっており
その箱の処理に当たっていた警察官数名が
箱が発火して重軽傷を負っています。
犯行を実行に移す前に犯人が警察に捕まり
実際には被害はありませんでしたが、
あともう少しタイミングが遅ければ
何十人もの死者を出していたでしょう。
この事件の犯人である赤司が捕まったのは
意外な人物からの報告があり、
捕まえることが出来たそうです。
その人物とは「赤司の母親」です。
犯行を実行するまで赤司の様子がおかしいと
警察へ相談した事が犯人特定のきっかけになり
被害が起きる前に赤司を逮捕出来ました。
その後、殺人未遂で逮捕された赤司は
裁判で「懲役6年」の実刑判決を受けます。
1度は「精神障害の疑いがある」とされましたが
裁判の過程で「責任能力あり」と
判断されています。
我が子が「殺人未遂」で
逮捕されてしまうその瞬間
その後ろ姿をみて母親は
この時に何を思っていたのでしょうか?
犯行の動機が中学校の時に受けた
「いじめ」が原因と知ったとき、
どんな心境で警察からの報告を
受けていたのでしょうか?
赤司が中学校時代に受けたいじめの内容とその後
この段落では中学校の時に
赤司が受けたいじめの内容とその後の様子を
まとめて行きたいと思います。
クラスメイトと先生全員を殺したいと思って
それを実行にまで移していたのですから、
殺意に隠れた凄惨な内容を
垣間見れるかと思います。
ネットなどで明らかにされている内容は、
- 頭を殴られる
- イスなどで殴られ頭を数針縫う
- ロッカーに無理矢理入れられる
- 女子の目の前でズボンを脱がされる
- ドブ川の水を飲まされる
と言ったように暴力から始まり、
「人としての尊厳」を傷付けられる
内容となっています。
もしかすると、最近のいじめの内容よりも
酷い内容になっているのかも知れません。
『中学校の被害状況』についてまとめた記事を
紹介させて頂きますので1度見てみて下さい。
そして、中学校時代を何とかやり過ごし
赤司は高校をへ進学します。
進学先は「農業高校の食品科学科」へ。
高校に入ってからはいじめに遭った様子が
ネットの情報からは窺えませんが、
この時には既に事件を起こす事を見据えて
進学先を選んでいたことが
取り調べで判明していました。
高校卒業まで目立った問題も起らず、
大学にも進学。
その後は化学関係の会社に
入社していることも判明しています。
この進学や入社動機も
この事件を起こすための足がかりだったと
同じ取り調べで明らかになっています。
当時犯行に使われた毒物や爆薬に必要な物資は
大学で資格を取り実際に会社で学んだ知識や
ルートを基に作られた様です。
中学校から始まった復讐劇は
約10年以上の月日を経て
実行に移されたと言って良いでしょう。
人を「鬼」に変えるとは
まさにこの事を言うのだと
この記事をまとめる時に思い知らされました。
赤司の両親について
先ほどと同じ様にネットでの情報を
まとめて行くと、
赤司の両親は教師をしていた事が
明らかになっています。
しかも当時赤司が通ってた中学校の先生です。
直接担任になっていなかったとしても、
我が子の様子の異変に
気づかなかったのでしょうか??
結果的に両親は赤司の受けた心の傷に対して
何も行動を起こすことはありませんでした。
我が子の状態には気づいていたのか??
知っていて対応は何もしなかったのか??
ネットで調べて結果、
- 両親が「いじめられているのは我が子に原因がある」と考えている
- 「我が子」だからと教師でも親でもある自分が介入するとかえって問題が悪化してしまう
教師という立場であれば、
もっと我が子の受けた心の傷に
向き合って欲しいところですが
「教師」であるが故に
出来なかった部分があったのも知れません。
何にせよ両親が上手く対応出来なかった事には
変わりはありません。
教師であるのにも関わらず、
「いじめられる側にも原因がある」と
言っているのは憤りすら感じます。
何の為に生徒に学問を教える
教師になったのか!?
一人の親として「やってはいけないミス」を
犯してしまったと言っても
過言ではないでしょう。
この報復事件を振り返って、これから親である私たちに出来る事は!?
この記事の最初の方に
赤司が受けたいじめの内容を
まとめさせて頂きました。
- 頭を殴られる
- イスなどで殴られ頭を数針縫う
- ロッカーに無理矢理入れられる
- 女子の目の前でズボンを脱がされる
- ドブ川の水を飲まされる
どれも「人の尊厳」に対する冒涜と
言って良いほどの内容ですが、
私個人的には
「女子生徒の前でズボンを脱がす行為」は
この頃の男の子の「プライド」を徹底的に傷付け
殺人と同義の行為と思っています。
年頃の子供の「性」に関する問題は
非常にデリケートな問題です。
この行為をされてしまうと、
親はもちろん先生にも相談する事が出来ず
「生き地獄」を味わう事となります。
さらに助けに入った生徒は
自分が関わると同じ様にされてしまうと恐れ
「傍観」する方へ動いてしまいますし
被害内容を特定しにくくなる原因になります。
たった一回でもやられてしまうと
取り返しの付かない事になるでしょう。
いじめ問題の記事をまとめて行くとこの行為が
よく被害内容として見受けられるので、
我が子がいじめに遭っていると
思った時には早急に、
- 「我が子が受けた被害」を明確にするために要望書などの作成
- 弁護士などを挟んで「法的手続き」を前提に動く
と良いでしょう。
特に学校に要望書を作成し、
話し合いをする事については、
学校に事の内容を明らかにすると共に
我が子が受けたいじめを
どのように解決へと導くのか
「指標」となるものです。
ただ単に学校に乗り込み「怒り」に任せて
話し合いをしても何の解決にもなりません。
他の記事でも紹介させて頂いていますが、
「感情にまかせている」と何の解決にもならず
仮に裁判を起こしても「負けて」しまいます。
その後の弁護士の依頼するにせよ、
自ら我が子の問題を解決するにせよ
自ら事実解明に向けて
「冷静に」ならなければなりません。
もし、今通っている学校に
そのまま登校するのであれば尚のこと
学校との話し合いは必要になってきます。
学校に感情的になって関係が悪化し、
その後我が子に何か問題が再発した時に
対応出来なくなりますので
学校との対応や話し合いは
「冷静に」行って損はないでしょう。
いじめ報復事件の実態 ここまで人生を狂わせる原因は何なのか!? まとめ
今回の記事は佐賀県で起きた
いじめ報復事件の全容を紹介しつつ
我が子をいじめから救う為に
出来る事をまとめてきました。
中学校の出来事が原因で将来の可能性を
遠ざけてしまった赤司は、
冒頭に説明したように「懲役6年」の
実刑判決を受けてしまいます。
不幸中の幸いかもしれませんが、
この事件に死者が出なかった事が
何よりでしょう。
赤司はこの事件のために
高校から社会人までの明確な進路を
中学校の時に決めて、
実際にそれを実現するまでの
強靱な意志を持つことが出来ました。
その行動力が犯行に使われるのでは無く、
自分が本当にやりたい事へと
向かっていたのなら
今の日本に欠かせない人物にまで
成長していたのかも知れません。
今回の事件では両親の対応が
もっと上手く出来なかったのかが
残念でなりません。
しかも両親とも教師と言うことで
「学校」でも「家庭」でも当時の赤司の異変を
誰よりも察知する事が出来たハズです。
この痛ましい事件を風化させないように
我々が出来る事はしっかりと
「学校との話し合いなどの対応」を冷静に行い
法律の事など勉強する事でしょう。
ある程度事実を明確にして
「何が問題になっているのか」
「我が子の何が侵害されているのか」を
まとめておくことが早期解決の否決です。
もし、今現在いじめを受けて
誰にも相談できずに
1人で抱え込んでいるのなら
「いじめ-ラボ」に一度お話を
聞かせてもらえませんか!?
我が子が不登校になった時の話や
そこから学校へ復帰した経緯など、
記事には書いていない事も
話をさせてもらっています。
私たちが経験した内容が
少しでもあなたのお役に立てれば幸いです。
いじめの対処法 「分からない」「どうすれば」をメールで受付中!
この記事で書いている内容は
私たちの子が実際に受けたいじめを
ベースにまとめています。
さらにこの記事を読んでいる
あなたをはじめ、
今現在いじめで悩んでいる方々に
少しでもお役に立てれる様に
日々勉強をしています。
そこで今回は記事の紹介だけで無く
これからどうやって
この問題と向き合って行くか、
分からない事などについて、
私たち家族が経験した事を中心に
『「いじめ-ラボ」の相談コーナー』で
随時相談を受け付けております。
- 我が子にいじめが発覚して、これからどうして良いのか分からない
- 学校がキチンと対応してくれなくて不安だ...
- 子供の様子がいつもとおかしい
- 誰にも相談出来なくて、今の気持ちを聞いて欲しい!
など、具体的な内容について
相談を受け付けていますので、
私たち家族の経験が
少しでもお役に立てたら嬉しいです。
※「いじめ問題」について具体的な質問やお問い合わせを受付中!
長文になりましたが、
最後まで読んで頂き
本当にありがとうございました。
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