いじめが酷くて転校したい!転校で失敗しないポイントまとめ

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いつも記事をご覧頂きありがとうございます。
いじめーラボ管理人の「はかせ」と申します。

今回の記事は「転校」というキーワードで

いじめで転校する時に
必ず押えておきたいポイント

について詳しくまとめています。

この記事を読んでいるあなたは、
実際に学校でいじめ問題に悩んでいて

「転校」しようかどうしようか
迷っているのか、

または子供から転校したいと
申し出があって
詳しく調べていると思います。

今回の記事では、

  • いじめの解決策として「転校」は有効なのか
  • いじめが原因で転校する時の手続きについて
  • いじめが原因で転校をする時、必ず押えておくべきポイント

この3つを中心に
失敗しない転校の仕方をまとめていきます。

それでは、具体的に見ていきましょう!

 

いじめの解決策として「転校」は効果的な方法なのか!?

今回の記事はあなたのように
「いじめ」が原因で

転校を考えている方に向けて
この記事を書いていますが、

一番心配に感じるポイントは

転校しても転校先でまたいじめが起きてしまわないか

だと思います。

結論から言ってしまうと

転校してもいじめは起きてしまうけれど、多くの場合はいじめが落ち着く傾向にある

と言えます。

 

実際に転校する事は
非常に勇気のいる方法であり、

今までの環境とは違う環境で生活する時は
不安でいっぱいだと思います。

  • 習慣
  • 地域性
  • 環境

など、今まで当り前と思っていた事が
ガラリ変わる訳なので、

逆に「不安」にならない方が
おかしかもしれません。

しかし、転校をする事は
それらの「不安」を差し引いても

解決策」としてオススメであると
私は考えています。

実際にこの「いじめ-ラボ」で
いじめ解決に向けて
相談を受け付けているのですが、

多くの相談者(ご家族)が
転校をして良かったと答えています。
(前の環境よりも良くなった)

では、次の段落で
「転校によっていじめが落ち着く理由」
についてまとめて行きましょう。

 

転校する事によって「いじめが落ち着く」のは何故なのか!?

では何故、転校によって
いじめは落ち着くのでしょうか??

その理由は

「いじめ」が「どこ」で
起きるのかを考える

と答えが出ます。

多くの問題は「学校」で起きるのではなく
「クラス」で起きるので、
(例外はあるけれど)

いじめが起きる原因も「クラス」にあると
考える事が出来る
でしょう。

 

前回の記事でもまとめているのですが、
クラスを決める時に

「リーダーシップ」を取ることが出来る生徒を
均等に配分する事があると書きました。

クラスの中に「リーダーシップ」を
取ることが出来る生徒がいると言う事は、

クラスの中で「力関係」が
成立しやすい事になります。

つまり、「力が強い者」と「従う者」の
関係が生まれやすい
と言う事です。

 

この力関係が明確になればなるほど
「スクールカースト」といった
主従関係が生まれやすくなり、

そこから問題が発生(深刻化)
していく事になります。

※「スクールカースト」とは!?

見た目や空気を読める度合いなどのステータスによって、その子の「力」を身分階級に落とし込んで評価されてしまう事。

容姿が良ければ良いほどスクーカーストは上位、純粋に力が強いだけでも上位にランクインする。

特に義務教育期間中は
学区が同じ所の子どもと
同じ学校になるので、

一度いじめが起きてしまうと
その子の特徴が定着しやすいと思います。
(内気なのか、過去にいじめられた経験があるのか)

仮にクラス替えなどで
加害生徒から離れたとしても

噂が流れて新しいクラスでも
いじめられる可能性があるでしょう。

ここで、今の学区からの転校をして
「自分の事を知らない環境」に行く事で

新しい生活をスタートしやすいと
考えられます。

先ほども書いた様に
「誰も知らない所」へ行く事は
不安もあるかも知れませんが、

逆に「自分の事を知らない所」へ
行く事にもなるので

いじめが起きる可能性は
相対的に低くなると言えるでしょう。

 

いじめで転校する時に必ず押えておきたいポイント

では、いじめが起きた時に「転校する事」が
効果的な解決策だと言う事が分かりましたが

次に「転校を失敗しない為のポイント」
についてまとめて行きたいと思います。

現状、希望する転校先を
考慮してくれる所もありますが

大半は学校(教育委員会側)で
決められてしまいます。

なので転校したいから転校するのではなく
予め情報を揃えた上で転校しなければ

転校先の学校でまたいじめが
再発してしまう恐れがあるでしょう。

子どもが安心して再スタートを切れるように
分かりやすくまとめてみたので
参考にして頂ければ幸いです!

希望する学校の情報を集める事

希望する学校のHPや学校の評判、
または実際に希望先の学校に行ってみて
学校の雰囲気を調べる事が重要になります。

希望する学校の「いじめ防止基本方針」や
スクールカウンセラーが居るかどうか、

相談出来る日にちなども
HPで掲載している学校がありますので
併せて調べておいた方が良いですよ!

また学校によっては学校行事の予定に
違いがある時があります。

例えば修学旅行や運動会、
授業参観や部活の活動など

行事間近に転校してしまったら
馴染めなくて苦労する事も
考えられるでしょう。

さらにPTA活動や町内会などの
地域活動の情報も
学校のHPで載っている所がありますので、

予め調べておくと
地域に馴染みやすくなると思います。

各市町村などで発行されている情報誌にも
様々なコミュニティが掲載されているので

参加してみると知り合いが出来て
新しい環境でも「繋がり」が
出来やすくなりますよ。

早めに転校する旨を相談する事

親の転勤や住居の引っ越しで
転校する場合とは違い、

学校の対応やいじめの深刻度の兼ね合いで
転校する訳なので

「転校の原因はいじめである事」を
明らかにした上で相談する事が重要です。

特に学校の対応が悪くて
転校する場合がほとんどだと思いますが、

転校に必要な書類は
学校がほとんど作ってくれるので

「手続き」をスムーズに進めるためには
冷静になって対応を進める必要があります。

場合によっては「今の学校」が
「転校先の学校」に「引き継ぎ」と称して

子どもの情報(問題児であるとか)や
保護者の情報(クレーマー気質だとか)を
教えてしまう事もあるかも知れません。

転校先の学校を選んだ理由や通学経路など
明確にしてから学校と相談して
スムーズに転校出来るようにしましょう。

必要書類を集める事

転校する旨を学校に相談した場合に
「転校願」の提出をお願いされるので

それを学校に提出すると
「在学証明書」「教科書給付証明書」
という書類を貰います。

さらに市役所で

  • 転出届(県外・市外に引っ越しする時に書く書類)
  • 転居届(同じ市内で引っ越しをする場合)

を提出します。

※転出届は引っ越し前の2週間前から市役所に提出する事ができ、そこで「転出証明書」というものを貰います。
そして新しく住む予定の市役所で「転入届」(引っ越ししてから2週間以内)と「転出証明書」を提出し、住民票を作成します。

次にこれらの書類を転校先の市町村役場
もしくは市町村教育委員会に提出して
「転入学通知書」を発行して貰います。

最後に、転校先の学校に

  1. 「在学証明書」
  2. 「教科書給付証明書」
  3. 「転入学通知書」

以上を提出して
転校の手続きは完了になります。

 

また、いじめなどで学校を
転校せざるを得ない状況になった場合、

「住居を引っ越す方法」の他に

「指定校を変更する事」で転校出来る場合

があります。

指定校を変更する事が出来れば、

住居を引っ越さなくても転校する事が可能
(別の学校に登校)

になるので費用が掛からず済みます。

この場合、今まで説明してきた書類とは別に

いじめなどの問題を証明、
または説明出来る書類を提出する事

になります(各都道府県によって違う)。

指定校の変更に必要な
書類の書式については

各都道府県(市町村)の
教育委員会まで確認して下さい。

転校して終わりでなく、転校してからの対応を考えておく事

いじめが原因で転校するので、
今の学校であまり登校出来なかった時が
多いと思います。

もしかすると、転校先の学校でも
なかなか学校に行けずに

そのまま不登校になってしまう場合も
考えられるでしょう。

学校そのものが怖くなったり
信頼出来なかったり

その気持ちは転校してからも続くハズなので
転校する学校の先生と
話し合いをする場を設けて

「我が子の状況」を知って貰う事
重要なポイントになります。

例えば

  • 前の学校で受けたいじめの内容
  • 前の学校が取った態度(対策)
  • いじめと学校の対応で我が子がどう傷付いているのか
  • もし学校を休みがちになった場合の対策(出席認定の方針など確認)
  • 自分たち家族が望んでいる事(情報公開や平等に接して欲しいなど)

二度と同じ状況を繰り返さないように
「希望する学校、先生方」に

我が子の経緯を理解して貰える様に
情報を整理しておく事が重要です。

公立から私立への転校を希望するのであれば転校が可能か自分で調べる事

義務教育期間は教育委員会の方で
指定校を決めるので、

転校先の情報を集める上で
「私立」の学校に通いたいと
思う場合もあるでしょう。

私立の学校へ転校する場合、
問い合わせして許可を貰うだけで
転入が出来る訳ではないので

  • 試験内容
  • 試験日時
  • 面接の有無

などを確認する必要があります。

 

さらには小学校の場合は自分で私立の学校に
問い合わせする必要があるのですが、

中学校や高校の場合は
情報を管理しているのが学校ではなく

日本私学教育研究所

で管理しているので、
詳細をコチラでチェックすると良いでしょう。
(全国の私立中学校・高校の転入・編入情報が載っています)

高校生が転校する場合の手続きについて

高校生になると
義務教育期間ではないので、

指定する学区内の学校に通う必要はなく

転校先は自分の希望する高校に
通う事が可能

になります。

しかし全日制の高校で
転入学は受け付けていない事が多く、

現状は今の高校を辞めて
通信制・定時制の学校に

入り直すケースが多い事が
明らかになっています。

 

なので転校を考えている場合には

そもそも転入を認めているのかを
確認する所からのスタート

になるでしょう。

その後で試験をするのか、
日程や面接の有無などを
確認すると良いと思います。

必要な手続きに関しては
小学校や中学校の手続きの内容と似ていて

  1. 在籍している高校に「在籍証明書」「単位修得証明書」「転入学紹介状」を貰う
  2. 高校を辞めてしまっている場合には「在籍期間証明書」「単位修得証明書」を貰う
  3. 出願届を希望先の高校に提出、事前に確認した試験日時に試験を受ける(試験を受ける時にお金が掛かるときもある)
  4. 合格したら晴れて転入(編入)できる(この時も入学金が掛かる)

以上の様な流れになります。

 

いじめで転校するのなら「情報」をまとめてからでないと再発する可能性が高い!

今回の記事は「転校」というキーワードで

いじめで転校する時に
必ず押えておきたいポイント

について詳しくまとめてきました。

私たち家族もいじめを経験してきましたが
問題の性質上「加害生徒から離れる事」は
効果的な解決策だと考えています。

実際、「いじめ-ラボ」に
相談に来て頂いた方々の声を
参考にすると、

多くの方々が
「転校でいじめが落ち着いた」と
答えています。

 

しかし、被害を受けた側が
学校を離れなければならないのは
納得のいく事ではありません。

けれど2年3年先の月日を考えていくと
今の学校に留まる事が良い事なのかどうか、

学校の対応を見ていると
疑問に思う事もあるのではないでしょうか?

だから「新しい環境」に移る事も
決して「いじめからの逃避」ではなく、

本当の意味での「いじめからの解放」に
繋がると思うのです。

今一度、本当に新しい環境に
進む事が必要なのか
家族で話し合う必要があるでしょう。

 

この記事では転校する時のポイントとして
6つの項目を紹介してきました。

  1. 希望する学校の情報を集めること
  2. 早めに今の学校に転校する旨を相談する
  3. 必要書類を集める事
  4. 転校して終わりではなく、転校してからの対応も考える事
  5. 公立から私立に転校を考えている場合の手続きについて
  6. 高校で転校をする場合の手続きについて

この「いじめ-ラボ」で
相談に来て頂いた方々の声を参考にして

具体的なポイントをまとめてみたので、
実際に転校を考えている場合に
参考にしてもらえたら幸いです!

 

いじめの対処法 「分からない」「どうすれば」をメールで受付中!

この記事で書いている内容は
私たちの子が実際に受けたいじめを
ベースにまとめています。

さらにこの記事を読んでいる
あなたをはじめ、

今現在いじめで悩んでいる方々に
少しでもお役に立てれる様に
日々勉強をしています。

そこで今回は記事の紹介だけで無く
これからどうやって
この問題と向き合って行くか、

分からない事などについて、
私たち家族が経験した事を中心に

「いじめ-ラボ」の相談コーナー
随時相談を受け付けております。

  • 我が子にいじめが発覚して、これからどうして良いのか分からない
  • 学校がキチンと対応してくれなくて不安だ...
  • 子供の様子がいつもとおかしい
  • 誰にも相談出来なくて、今の気持ちを聞いて欲しい!

など、具体的な内容について
相談を受け付けていますので、

私たち家族の経験が
少しでもお役に立てたら嬉しいです。

※「いじめ問題」について具体的な質問やお問い合わせを受付中!

我が家の「いじめ解決までの2年半」を凝縮した「いじめ-ラボ相談ページ」

長文になりましたが、
最後まで読んで頂き
本当にありがとうございました。

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