こんばんわ!
いじめ-ラボ管理人の「はかせ」と申します。
今回の記事は「謝罪」をキーワードに「我が子が学校でいじめをしてしまった時の対応法」をまとめつつ、その中でも、「被害者側に謝罪を行うタイミングと謝り方」について詳しく書いていこうと思います。
いじめは学校の中で起きてしまう問題で、ウラを返せば「子ども間の問題」でもあり、
「ウチの子に限ってそんなはずでは...」
「大した事ないんでしょ?」
「子供の事に親が首を突っ込む事は無い」
と軽く考えて「謝罪のタイミング」を逃してしまい、後から大事になってしまうケースが最近のいじめ問題では非常に多くなってきています。
いじめに限った問題ではな、く多くのトラブルが起きた場合には無実を主張し毅然とした対応をする事と共に、「事実確認」を認めその後の対応をスピーディーに行う必要があります。
謝罪する事
たったこれだけの事であっても、実行に移すまでにかなりの時間を使ってしまう場合ありませんか??
今回はこの記事を通して、被害を最小限に抑え、なおかつ時間を掛けずに問題を解決する為の策をいじめの被害を受けた立場から書いていきたいと思います。
この記事を書いている私「はかせ」は我が子がいじめに遭い、解決するまでの2年間を記事としてまとめています。
主に被害を受けた側の視点で記事を書いていますが、他の事例で知らず知らずの内に我が子が「いじめっ子」になってしまったケースが少なからずある事に気が付きました。
この問題は被害者も加害者も事態が急展開する事があるので、実際にその立場になった時にどう対応したら良いのか分からない事がほとんどだと思います。
今回の記事で、いじめをしてしまった子やその保護者のお役に立てれば幸いです。
※その他の「いじめ加害者」というキーワードでまとめた記事はコチラ!!
我が子がいじめをしてしまった時、謝罪するベストなタイミングはいつ!?
ここでは、我が子が実際に被害を受けた経験を基に「謝罪するタイミング」をまとめて行きたいと思います。
結論から言うと、タイミングは「学校(先生)から連絡があった後すぐ」が好ましいです。
学校から連絡あってすぐだと、本当にウチの子がやったのかどうか分からないのではないかと思われるかも知れません。
また多くの方は「子供のやった事に親が出て行くのは大げさではないの??」と疑問に思う事も多いと思います。
実際にやったかどうか事実確認が取れていない場合でも、『我が子がいじめをしてしまった時、必ずすべき「○○」とは!?』でも書いた様に謝罪をしたからと言ってすぐに「事実」を認めた事にはなりません。
また学校にて「謝罪の場」を設ける事があった場合には「自分の都合ではなく相手(被害者側)」の都合・時間帯に併せて謝罪に向かいましょう。
いたずらに時間の都合を付けようとするとせっかくの「謝罪の場」が台無しになると同時に「謝罪のタイミング」まで失ってしまうでしょう。
相手(被害者側)への謝罪のタイミングが学校から連絡あってから直ぐが良い理由
学校から報告を受けた時点で謝罪をしたからと言って「事実」を認めた事にはなりませんが、「いじめの事実」を学校の報告で知った事になりますので、そのまま放置しておくと後に裁判などの「大事」になりかねません。
また、いじめに限らず学校生活のなかで何か問題を起こして学校から連絡を受けている状態なら再度問題を起こした場合なども「いじめ」に対する責任を問われかねないでしょう。
なので、学校から連絡があった後出来るだけ早く謝罪の段取りをとる事と我が子へいじめを止めるように指導していく事をオススメします。
相手(被害者側)に誠意が伝わる謝り方
実際にいじめを受けてきた子の親として「一番誠意が伝わる謝り方」をこの段落でまとめて行きたいのですが、まず始めにどうしてもいじめた側に知ってほしい事があります。
それは、
「いじめた側」よりも「いじめられた側」の方がずっと「いじめられた事」を覚えていて、忘れたくても忘れられない
と言うことです。
いじめられたこ事で不登校や引きこもりになってしまっているので、一度だけの謝罪ではとうてい許されない事を肝に銘じてください。
そして、この事を前提に「誠意ある謝り方」をまとめて行きたいと思います。
まず、「誠意ある謝り方」として押えておきたいポイントとして
- 我が子(いじめをした子)の事で貴重な時間を使ってしまう事に対しての謝罪
- 自分たち親も事実を知ったばかりで事実確認をしたいから一緒に学校で事実の経緯を聞く事(ウチの子がやったのかよりも何をやったのかを知る事)
- もし事実なら誠心誠意謝りたい事を伝える(今後このような事は絶対にしない事を伝える)
以上の3つを相手側(被害を受けた側)に一番最初に伝えておく事で精神的負担を少しでも和らげる事が出来るハズです。
直接、相手(被害者側)の家に謝罪に行っても良いのか!?
そして、「謝る場所」を何処にするのかについても考えて行きましょう。
地区が同じだったり幼稚園や保育所が同じで「家を知っている場合」には直接相手の所へ行って謝る方法も考えられますが、この謝り方はあまりオススメしません。
何故なら被害者側(特にいじめを受けた子)は「あなた方いじめをした側」を許すことが出来ないからです。
実際にいじめをした子(親も)を前にしたら余計に怒りで冷静になれないし、子ども(いじめられた子)の気持ちを考えても「良い謝り方」ではありません。
あなたの気が晴れるとしても相手からしてみれば顔も見たくないと思っているので、怒りだけが先行してまともな話し合いが出来るとは思えません。
電話で謝罪する方法について
相手側が会いたくないのであれば、電話で謝る方法はどうでしょうか??
これもオススメしません。
何故なら相手側が仕事している為に出られない可能性があるからです。
現在の家庭では「共働き」の家族が多いので、なかなか時間が合わない事多いですよね。
それに相手側の連絡先を聞き出す事も難しいでしょう...。
電話掛けても出なかったから謝罪をしなかったなんて考えていないと思いますが、連絡したからと言って「謝罪した」とは見なされず「放置」と取られてしまいますので注意が必要になります。
手紙で謝罪の気持ちを送る事も同様です。
現段階で一番誠意が認められる謝り方
私「はかせ」の実体験から言うと「学校に間に入ってもらい、謝罪の場を設ける事」が一番良い対応だと思います。
何故なら相手側(いじめられた側)の連絡先が欲しい場合でも「学校」を通すことで連絡先をもらえる可能性は高くなるからです。
それに「和解」の段取りも学校と一緒に行う事で、加害者側の対応が誠意のあるものなのかを見届けてくれる事も期待できるでしょう。
もしも、被害者側が加害者側の謝罪を認めてくれなくとも学校が謝罪の場を見ているので「謝罪をした、していない」の言い合いになったとしても学校が保証してくれる場合があります。
本当であれば加害者側が謝罪したかどうか学校が保証しなければならない様な「謝り方」をする方が間違っているのですが、いじめを受けた家族は怒りでそれどころではないので致し方ないでしょう...。
絶対にやってはいけない謝り方
この段落では「やってはいけない謝り方とそのタイミング」について書いていきたいと思います。
ここで書いた謝り方をしてしまうと、せっかくの誠意のある謝罪をしても逆効果になってしまいますので注意をした方が良いです。
学校から連絡があったのに、気が向いたときに謝罪する
学校から連絡があったのにも関わらず事実確認を優先してから謝罪する事と同じで、自分の気が向いた時に謝罪する事はあってはならない事です。
例えば「相手(被害者側)が謝罪ってうるさいから謝っておけば良いか」と適当に謝ってしまうケースなどがこれに当たります。
これをしてしまうと相手(被害者側)に「謝罪」する理由が自分(加害者側)の自己満足や形だけ整える為と誤解されてしまう可能性が非情に高くなるでしょう。
加害者側がやってしまった事の程度の差があっても、キチンと迷惑を掛けてしまった事に対する責任はしっかりと示さなければなりません。
加害者側に選択権は無く、今すべき事は「誠意」を示して謝る事です。
決して、適当に対応してはいけません。
自分の都合・タイミングで謝罪する
これは冒頭で書いた様に学校で話し合いをする場合「来校するスケジュール」を決める時が当てはまります。
お互い仕事や用事などで学校に来れる時間はそれぞれ違いますから、この日は絶対に行けない日であったりこの日でも良いけど出来れば別な日が良いかなぁと、つい自分の予定中心に決めてしまいがちです。
あくまでも、自分の子供が少なからず迷惑を掛けてしまったのですから日時のスケジュールは絶対に無理な場合を除いて「加害者側が被害者側に合せる」様にしてください。
大人になってからお互いの時間を合せることはどちらかが妥協しなければなかなか出来ませんので、加害者側が遭わせる様にしましょう。
1度謝罪したのにも関わらず、何回も謝罪する事
この場合は本当に申し訳ないと思ったのかは定かではありませんが、学校の行事などを利用して再度謝りに来る保護者のケースに当てはまります。
また高校などのいじめで「停学」や「退学」を受けた生徒が学園祭などの行事で学校に寄る事もあります。
本来ではあり得ないのですが、普通は学校の行事とかでは近づかないハズのところをワザワザ謝りに来るケースが最近増えてきているようです。
被害を受けた方としてはもう関わり合いたくないのが本音なので絶対に止めてください。
本当に申し訳ないと思っているのであれば、1回だけ本気で謝罪すれば大丈夫です。
「やらないと自分がやられてしまう...」と言い訳を入れる
今までのいろんな判例と実体験を基に調べてきた中で、ほとんどの加害者側の家族が被害者側に当てた謝罪の内容に共通する事は「やらなければ自分がやられてしまう」といった言い訳があると言う事です。
「ここでみんなと同じ様にしなければ、こっちもやられてしまう」
「やられないようにする為にせざるを得なかった」
このような言い訳を言うケースが非常に多いです。
被害者側の要求としては、言い訳が聞きたいのでは無く「しっかりと自分の言葉で話した謝罪」が聞きたいので絶対に言い訳は止めてください。
むしろ、被害者の痛みを一番知っているハズなのに加害者側に回ってしまったことは、どんな理由があったにせよ許されるものではありません。
キチンと被害者側に謝罪をするのであれば「言い訳」は絶対に言ってはいけません。
学校から連絡があった時点で直ぐに謝る事が早期解決の第一歩!
今回の記事は「謝罪」をキーワードに「我が子がいじめをしてしまった場合の対応法」をまとめて、その中でも、「被害者側に謝罪するタイミング・謝り方」について詳しく書いてきました。
今回具体的な内容として、
- 学校から連絡あった後すぐに謝罪をする事
- 学校に間に入ってもらい謝罪の場を作ってもらう事
を挙げさせてもらいました。
また「誠意ある謝り方」として3つのポイント
- 我が子(いじめをした子)の事で貴重な時間を使ってしまう事に対しての謝罪
- 自分たち親も事実を知ったばかりで事実確認をしたいから一緒に学校で事実の経緯を聞く事(ウチの子がやったのかよりも何をやったのかを知る事)
- もし事実なら誠心誠意謝りたい事を伝える(今後このような事は絶対にしない事を伝える)
を押えつつ、加害者側からアクション出来る唯一の解決策である「和解策」を学校に協力してもらって有効に活用していく事をオススメしています。
「学校から連絡あった後すぐに謝罪する事」を実践すれば、相手側に誠意を見せる為の他に
- 自らの謝罪のタイミングを逃さない事
- 被害者側に怒りの原因をこれ以上増やさない様にする事
以上2つの目的もあります。
自ら(子供)がやってしまった事に対するケジメを付ける為、問題の解決策である「謝罪や和解」を確実に成功させる為に「謝罪のタイミング・誠意ある謝り方」をまとめてきました。
我が子が「いじめ」をしてしまったら、まずは相談!!
この記事で書いた事や「いじめ-ラボ」でまとめている内容は私たちの子が実際に受けたいじめをベースにまとめています。
この記事を読んでいるあなたは今現在わが子いじめを誰にも相談できずに悩んでいる、もしくは「別に放っといて大丈夫」と思っていても気になって検索して見ている事だと思います。
実は、今この時間も被害に遭われたご家族は怒り心頭で、もしかすると弁護士に相談して対策を取っているかも知れません。
そこで今回このサイトでは被害に遭われたご家族の方だけで無く「これからどうやってこの問題と向き合って行くか、分からない」という「いじめてしまった側の相談」も随時相談を受け付けております。
今回は視点を変えて、「いじめをしてしまった場合」の学校との話し合いや対応の仕方について「いじめ被害者側」の立場からアドバイスをしています。
- 我が子がいじめをしてしまい、これからどうして良いのか分からない
- 学校の話と相手の話が食い違っている
- 我が子がやったとは思えない
- 誰にも相談出来なくて、今の気持ちを聞いて欲しい!
など、私たちの経験を基に少しでもお役に立てれば幸いです。
※質問やお問い合わせはコチラ!
長文になりましたが、最後まで読んで頂き本当にありがとうございました。
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