いじめで子供が学校に通えなくなった時の意外と知らない対策法

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いつもご覧頂き本当にありがとうございます。
管理人の「はかせ」と申します。

今回の記事は「子供のいじめ対策」
キーワードに、

子供がいじめに遭った時の
意外と知らない対策法を
紹介していきたいと思います。

子供がいじめに遭ってしまうと
不登校になる確率が非常に高くなります。

実際に私たちの子供も高校で
いじめに遭ってしまったのですが
例に外れず学校に登校できなくなりました。

自らいじめを避ける為に
不登校になるのであれば良いのですが、

進学して新しい生活に入っているのに
過去に囚われて不登校になってしまうケースが
少なくありません。

 

また、親が心配する内容として

  • 「子供の心のサポート」
  • 「勉強(内申点)の事」

この2つが頭によぎると思います。

私たちの場合でも
いじめが起きたのが高校という事で
学校に通えなくなった時に

出席日数や単位が足らずに
留年してしまわないか心配になりました。

 

義務教育の時期(小学校、中学校)であれば
留年の心配はありませんので、

学校に通えなくなる事のデメリットは
勉強のペースに追いつく事が出来るのかなど

受験に対する不安が強くなると思います。

特に中学校では「内申点」
進学校の決定に大きく影響するので、

親も子供も内申点への影響が
大きいのではないでしょうか。

 

また子供がいじめによって学校が怖くなり
学校に行けなくなると、

学校の行事に出ることが出来なくなり
せっかくの思い出が作れない
のも

心配のタネの1つでは無いでしょうか。

修学旅行や学芸会、学園祭や運動会
様々なイベントが学校では行われますが

学校で行われる行事は
人生で「学生時代」にしか
経験する事が出来ません。

いじめた奴らははしゃぎながら
修学旅行などをエンジョイしているのに、

真面目で頑張り屋の優しい我が子は
学校に登校すら出来ずに

苦しんでいるというのが
許せなかったです。

 

以上、子供がいじめで学校に通えなくなると
出てくる弊害を簡単にまとめてみました。

子供がいじめで失うものは大きく分けて
「勉強面」「生活面」の2つを
失ってしまう事が分かります。

大きく分けて2つと言っても、
学校生活のほとんどを
占めている内容になりますので

失ったものは非常に大きいと
言わざるを得ないでしょう。

別の言い方をすると
日本国憲法で定めている

「子供の学習権」が侵害されている
とも言えます。

子供同士のいじめだとしても、
ほんの軽いからかいやおふざけが

いじめ被害者にとって人生を
左右してしまう程の問題になります。

ちょっと違った見方をすれば
子供の権利までも侵害している
大きな問題になりかねません。

 

今回の記事では
我が子が受けた被害を元に

いじめから不登校になってしまった時の
対応についてまとめた記事ですので
読んで貰えたら嬉しいです。

 

※この他にもこのサイトでは
私たち家族が子供の被害を通して

感じた事や学んだ事をベースにまとめていて
記事形式にして紹介しています。

「いじめ」が他人ごとでは無く
明日は我が子に降りかかる問題であり、

風化させない為にも実体験を基に
記事にまとめています。

 

もし、我が子が不登校になって
どう守って行けば良いのか
分からなくなった時にも、

あわせて読んで頂ければ
お役に立てる内容となっています。

実際に裁判を起こしたり、
弁護士や行政書士の方のお話を聞いたりと

解決策に向けて取り組んできた事の内容を
書いていますので
是非1度読んでみてください。

 

いじめ対策で「子供の学習権」が重要になるワケは!?

先ほど子供がいじめに遭ってしまうと
「子供の学習権」が侵害されると書きました。

子供の学習自体もそうですが、
学校生活で得られるものも
(例えば、部活や修学旅行の思い出)

いじめによって奪われていきます。

「子供の学習権」という言葉は
あまり耳になじみの無い言葉ですが、

子供のいじめ対策を考える上では
非常に重要な対策ポイントになります。

 

例えば、日本国憲法に
このような条文があります。

日本国憲法 第26条

1,すべて国民は、法律の定めるところにより、その能力に応じて、ひとしく教育を受ける権利を有する

2,すべて国民は、法律の定めるところにより、その保護する子女に普通教育を受けされる義務を負ふ。義務教育は、これを無償とする。

引用元:文部科学省ホームページより

大人になってから憲法の条文を
意識して読む事は
ほとんど無いと思います。

しかし、子供のいじめ対策では
このように法律の面からの対策案を
考えていくことが必要不可欠になります。

もちろん弁護士などの専門家に
相談する事も視野に入れて、です。

 

今回の「子供の学習権」について
2つの意味合いが含まれています。

それは大人(保護者)が子供に対して

  • 「教育を受けさせる義務」という側面と
  • 子供の「教育を受ける権利」という側面

以上の2面性を持っています。

憲法でこの様に子供の学習権が
保障されているので
法律でも内容を覆すことが出来ません。

子供の保護者はもちろん、
その子供を受け入れている学校も

いじめで学習権を脅かされている子供がいれば
何らかの対策を取らねばなりません。

 

いじめっ子は何食わぬ顔で
学校に通っている事が納得出来ない!!

なんで被害を受けているこっちが
ビクビクしながら
生活しなければいけないの!?

と感情論になってしまう事は
良くある事で、

私たち家族も最初は感情論からの
スタートでした。

実際は法律の面でも
「子供の学習する権利」というものが
侵害されていて

早急に対策を取らないと
勉強のペースも遅れてしまうし、

何より「学校に行きたい」と
思っている子であれば

通えない事がストレスになっている場合も
考えられます。

 

子供の学習権を守る為の対策

いじめ対策で「子供の学習権」が大事なのは
先ほどの説明で簡単ではありますが、
まとめさせてもらいました。

この対策法を考える上で外せない事は
「子供の学校に通う期間」は限りがある
と言う事です。

小学校は6年間、
中・高校は各3年ずつの計12年。

例え学校や加害生徒側との
話し合いを進めていても、

不登校の問題は別物になりますから
同時に解決していかないと

「いじめに対する責任問題」を追求するだけで
在学期間が終わってしまいます。

しかも学校の友達と過ごす事で
「子供の学習権」よりも
大切な思い出残す事が出来なくなります。

これから紹介する具体例として
挙げさせてもらった対策は

実際に私たち家族が行った
対策もありますし、

他のいじめ問題で
実際に行われた対策もあります。

「不登校問題」は直ぐには目に見える成果が
出にくい問題でもあり、

不登校対応を通して親である
私たちの心が折れかけてしまう事も
あると思います。

中には「意味が無い」と
途中で投げ出してしまう事も
あるかも知れません。

先の見えない問題で
私たち家族も苦労しましたが、

そんな時に出会った
「心の拠り所」になる書籍も
併せて紹介させて頂きます。

対策その1 「転校」

子供がいじめに遭って
一番考えられる対策と言えば
「転校」になります。

何故この対策が
ポピュラーな対策なのかというと

「子供の環境を一新出来る」所が
魅力的な所でしょう。

いじめっ子がいる地域など
「地域」にクラスのメンバーがいる場合は
(特に小学校や中学校の義務教育)

「転校」が有効な対策になります。

 

この「転校」には2種類の方法が
現在確認されています。その方法とは、

  • 「普通に住居を変更(引っ越し)してその変更した学区の学校に転校する方法」
  • 「住居はそのままで学区だけを変更し変更した学区の学校に通う方法」(学区外転校)

の2種類あります。

※詳しくはコチラの記事でもまとめてあります!

いじめが酷くて転校したい!転校で失敗しないポイントまとめ

普通に引っ越しをして
転校する方法であれば
特に問題ないと思いますが、

「学区外転校」になりますと
学校長の許可と学区外の学校の許可も
必要になってきます。

具体的には

  1. 市町村の教育委員会に連絡
  2. 学校長の許可を受ける

この様な流れになります。

もし学区外の学校の許可が下りなければ
学区外転校は出来ません。
(受け入れ体制準備や人数の兼ね合いなど)

自分たちの都合では転校出来ない
デメリットが存在します。

《参考文献》はこちら

・学校教育法施行令 第5条2

・学校教育法施行令 第8条

・学校教育法施行規則 第32条(2も含む)

・学校教育法施行規則 第33条

対策その2 「学校に行けなくなった理由」を明確にする

この対策法のメリットは
学校に行けなくなった理由を明確にして

学校に報告する事によって学校の方で対策を
早急に取らなければならない状況を
作る事が出来るという事にあります。

学校に行けなくなる、
いわゆる「不登校」の問題は

原因が1つでは無く絞りきれないことから
本当に悩みで外に出れない子供に対して
心ない言葉を投げかけられる場合があります。

  • ずる休み
  • サボり
  • そんなことで悩んでいたら何も出来ない
  • 自分自身が弱いだけ

など、「心ない言葉」でより一層
子供の心が傷ついてしまう事も
珍しくありません。

けど、いじめで学校に行けなくなったという
明確な理由を学校に提示すれば、

学校は子供の学習環境を
整備しておかなければいけませんので

早急に対策を取らなければ
ならなくなるでしょう。

 

いじめの判例でも「安全配慮義務」という
キーワードが良く出てきます。

もし万が一、学校の不手際で
裁判沙汰になった時に

この対策云々で問題を
問いただされるケースもあります。

学校に「行かない」のでは無く、
「行けない」事とその理由を
明確にする事は簡単にできる対策となります。

 

ただ、この対策のデメリットは
いじめ対策は個々の学校によって
ピンからキリまであると言う事です。

しっかりと学校側で対策を
取ってくれる所もあれば、

最近のニュースで流れている様に
「隠蔽」に走り、知らぬ存ぜぬで
通す学校もいます。

後者の反応を示した学校であれば
対策の効果がイマイチなので

先ほどの「転校」を視野に入れた方が
良い場合もあります。

対策その3 「別室」での登校

このやり方は私たち家族で
実際に行った対策になります。

クラスの中でいじめが起きてしまうと、
元のクラスに登校する事は
非常に難しいと思います。

どんなに理解力のある子供であっても
他の子は「いじめられていた子」として
見てしまう時があるから
です。

普通のいじめに関わっていなかった子でも
ふとした瞬間にいじめられていた子が

「傷つく言葉」を言って
余計に傷つく時が必ずあります。

たとえ、クラスにいじめの加害者が
いなくなってもまた別の誰かが

無意識に「傷つく言葉」を
言ってしまうケースは少なくありません。

 

対策としては
最初は徐々に慣らして学校に通うこと。

そこから少しずつレベルを上げて
最終的なゴールを
「クラスに戻る事」を目標にして

リハビリの要領で対策を練って行く事が大事です。

対策その4 隔日の登校、登校する時間の変更

この方法は先ほどの「対策その3」に
共通する点が多いのですが、

子供を学校に慣らしていく時に
「毎日」通う事を最初から強制するのではなく

「週3日」とか「2日おき」に登校するなどの
工夫をすると言う事です。

また時間を普通の登校時間とずらして
登校させる事も可能
です。

朝一からで無くとも、
2~3時間目に登校する事も
学校との話し合いで出来ます。

実際に中学校の時に娘が
不登校気味になった時に
この方法をとりました。

この方法を考えている場合は、
ある程度学校生活への復帰の機会や

勉強のペースに何とか追いつかなければと
考えている場合が多いのではと思います。

この方法をとる時に気を付けたい事は
「焦らないこと」です。

「週3日」や「2日おき」など
登校出来る様になっても、

ちょっとしたキッカケで
また登校出来なくなる時が必ずきます。

常に「学校への不安」と
子供は戦っているのです。

 

子供が不安そうにしている時には
話を聞いてあげて根気よく

子供が抱えている問題や不安と
一緒に向き合う様にしましょう。

その親の姿勢が例え結果に
なかなか結びつかなくとも
子供は安心してくれます。

 

以上、「子供の学習権」を守る対策を
紹介しました。

実際に我が子がいじめられた時に行った対策は
「対策その1」以外の対策全てやっています。

いじめられた時が高校生と言う事もあって
学校を転校するとなると

子供の学力とも相談しないといけませんし、
何よりその学校が好きで受験して

ようやっと受かった学校なので
本人の意思を尊重して
今までの学校に留まる事を選びました。

 

「対策その2」の行けない理由を
明確にすることで

学校側に対策を取るように迫り、
学校とのやり取りや話し合いをスムーズにし

「対策その3」や「対策その4」で
子供の登校を無理なく慣らす方法を
とる様にやってきました。

そのおかげなのかは
定かではありませんが、

最近では少しずつ友達の誘いで
一緒に勉強したり学校行事も

楽しくしていた写真を
見せてもらえるようになりました。

学校生活はいじめが起こると
非常に危険な場所になりますが、

人生でたった一度しか経験出来ない事が
沢山ある場所でもあります。

大人になったら
2度と経験する事が出来ません。

大人になってから
「~すれば良かったなぁ」とか

「~だったらなぁ」など、寂しい言葉は
親として聞きたくないと思います。

無理に通う事を進めるのではなく
子供の意思を確認しながら登校し、

最終的には本来望んでいた様に
学校生活をエンジョイ出来れば
良いかなと思います。

 

いじめで子供が学校に通えなくなった時の意外と知らない対策法 まとめ

今回の記事は「子供のいじめ」を
キーワードに、

学校に通えなくなった時の
意外と知らない対策法をまとめてきました。

学校の対策とは言っても、
学校によって対応は変わっていきますので

この記事に書いてある対策法を試す時には
学校との話し合いをした上で行う事を
オススメします。

 

また、いじめの被害に遭った時の
具体的な対策法を4つほど
挙げさせてもらいました。

  1. 転校
  2. 学校に行けなくなった理由を明確にする
  3. 別室への登校
  4. 隔日の登校、登校する時間の変更

転校以外の対策法は
我が家のいじめ問題を乗り換えていく時に
行ったものでもあります。

子供がいじめに遭った時、
普通に通える様になるまで

年単位で掛かる時もありますので
根気よく子供と二人三脚で
乗り越える必要があります。

世の中「学校」が全てではありませんが
大人になる上で最小限必要なものは

「人との関わり」で学ぶ事が
非常に多いと思います。

 

子供が学校生活をエンジョイ出来る様に
または普通の生活が出来る様に

親の役割は支えてあげる事が
メインになりますが

今回の記事ではその方法を
まとめさせてもらいました。

 

いじめの対処法 「分からない」「どうすれば」をメールで受付中!

この記事で書いている内容は
私たちの子が実際に受けたいじめを
ベースにまとめています。

さらにこの記事を読んでいる
あなたをはじめ、

今現在いじめで悩んでいる方々に
少しでもお役に立てれる様に
日々勉強をしています。

そこで今回は記事の紹介だけで無く
これからどうやって
この問題と向き合って行くか、

分からない事などについて、
私たち家族が経験した事を中心に

「いじめ-ラボ」の相談コーナー
随時相談を受け付けております。

  • 我が子にいじめが発覚して、これからどうして良いのか分からない
  • 学校がキチンと対応してくれなくて不安だ...
  • 子供の様子がいつもとおかしい
  • 誰にも相談出来なくて、今の気持ちを聞いて欲しい!

など、具体的な内容について
相談を受け付けていますので、

私たち家族の経験が
少しでもお役に立てたら嬉しいです。

※「いじめ問題」について具体的な質問やお問い合わせを受付中!

我が家の「いじめ解決までの2年半」を凝縮した「いじめ-ラボ相談ページ」

長文になりましたが、
最後まで読んで頂き
本当にありがとうございました。

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