こんにちは!
「いじめーラボ」管理人のはかせです。
今回の記事は「いじめの特徴」を
キーワードとして記事を書いています。
この「いじめの特徴」について
いろんなメディアで討論される時に
言われる事があり、
・被害生徒の方にも問題があるからいじめは起きる
・100%被害生徒は悪くない
・加害生徒が悪い
・「見ているだけ」の子も加害生徒と同じ
大きく分けると以上の様な
4つのパターンに分かれます。
しかし実際の現場では綺麗に
加害生徒と被害生徒または傍観者などに
分かれる事はなく、
様々な立場が入り交じって
成立していきます。
子供の身にこの問題が降りかかるまで
いじめ問題について
「最近の子供は物騒だなぁ」くらいにしか
感じる事が出来ませんでしたが、
実際に経験してみて
今のいじめの特徴にはどんなものがあるのか
ちょっとだけまとめてみましたので
良かったら読んでみてください。
※この他にもこのサイトでは
私たち家族が子供の被害を通して
感じた事や学んだ事をベースにまとめて
記事形式にして紹介しています。
「いじめ」が他人ごとでは無く
明日は我が子に降りかかる問題であり、
風化させない為にも実体験を基に
記事にまとめています。
もし、
我が子が不登校になって
どう守って行けば良いのか
分からなくなった時
にも、
あわせて読んで頂ければ
お役に立てる内容となっています。
実際に裁判を起こしたり、
弁護士や行政書士の方のお話を聞いたり
解決策に向けて取り組んできた事の
内容を書いていますので
是非1度読んでみてください!!
※いじめ問題と過去の裁判や判例についてまとめた記事はコチラ!!
最近の「いじめ」の特徴にはどんなものがあるのか!?
我が子が被害に遭った事で
実際に相談を受けてみたり
この問題に詳しい
専門家の意見を聞いた結果、
この問題には「ある特徴がある事」が
判明しました。
しかも、数ある特徴の中でも
この「ある特徴」が
最近のいじめがなかなか解決出来ない原因
になっている様です。
それは
「いじめられっ子(被害者)」と
「いじめっ子(加害者)」は
常に入れ替わる
という事です。
言い換えればこの2つの立場は
「水」の様に形がなく
常に流れている様な特徴を持っている
とも言えます。
一見昔ながらの「ガキ大将」の様な
体格が良い子供でも「被害者」になるし、
逆にどっからどう見ても
「ガリ勉君」の様なひ弱な感じの子供でも
「加害者」になります。
「格好が良い」からモテるわけでもなく
一方的な「被害者」になり得ます。
「いつも独りぼっち」でいるような子でも
「裏」では誰と繋がっているか分かりません。
この「被害者」と「加害者」の関係のせいで
単純に「加害者だから悪い」と言えず、
本当にいじめに対してキッカケみたいなものが
最近では見つけにくい様な気がします。
私たちの意識のもとである
「固定概念」に縛られてしまうと、
この問題をさらに複雑にしてしまう
可能性があるでしょう。
では次に
「被害者」と「加害者」が常に入れ替わる、
立場が流動的である事を証明するデータ
について見ていきましょう。
被害者と加害者が入れ替わる事を証明するデータについて
この問題の特徴である
「被害者と加害者が常に入れ替わる」
事例について
文部科学省の国立教育政策研究所が
研究している「ある調査」が
最近注目を浴びています。
その調査とは
『いじめ追跡調査 平成28年版(最新)』
という調査報告書でその内容は
「この問題の特徴」として
「立場の入れ替わり」は本当にあるのか
被害者と加害者の「立場の固定」は無いのか
を調査したグラフが紹介されています。
ちょっと細かい内容になっているので
少しずつ説明しながら見ていきますね。
まず始めに6月に中学1年生の
「週に1回以上」
被害を受けている人数が69人います。
その次に「月に2~3回くらい」が41人
「今まで1~2回」が163人
「全然無い」が361人と続きます。
そして、半年後の11月にはどうなるか...
「週に1回以上」被害を受けている
子供の人数は前回の6月に比べると
ちょっと減って66人になってます。
その他の「月に2~3回」
「今まで1~2回」「全然無い」も同様に
ちょっと増えたり減ったりを繰り返します。
各項目の「数値」だけを見ると
件数に変化が見られませんが、
各項目の「内訳」を見ると
驚きの事実が判明します。
その「驚きの事実」とは何か!?
それは「全然被害に遭ったことない」と
言っていた生徒も
「週に1回以上」被害に遭ったり、
「週に1回以上」被害に遭った生徒が
「全然されなくなった」と
証言している事です。
この調査結果により
「この問題」の特徴として
「被害者」「加害者」の立場は常に流動的で
入れ替わる特徴を持っていること
がよく分かると思います。
では次から実際に
この特徴を表している事例を
紹介していきたいと思います。
立場が入れ替わる具体的な事例から分かる「特徴」
この問題の特徴である
「立場」が入れ替わる事例として
我が子がいじめられた事例を紹介します。
その内容は結構酷いものなので
詳細はここでは書けませんが、
ザックリ言うと
「人の尊厳を傷つける内容」
「強制わいせつ」的な感じです。
息子1人に対して相手側は8人
その内5人に対しては
和解が成立しています。
本当に反省している感じがしたので
将来を考えて和解しています。
同じクラスに息子と
同じ中学校出身の子はいなかったので、
相手側との面識は一切ありません。
そして加害者側の関係は
中学校のときに一緒だった子が
何人かいるようで、
いわば敵地に1人だけ
乗り込んでいる感じになっています。
初めて相手側の子供の事が
分かったのは、
和解の直前に一通の手紙が
我が家に届いたからです。
その手紙の中身は謝罪の言葉と
今まで子供(加害者)が
別に被害を受けていたことが
4枚綴りの手紙に
びっしり書いてありました。
- 中学校の始めあたりに「加害者メンバーの内の1人の子」から被害を受けていた事
(その後クラスが別になり落ち着く) - 高校生になり同じクラスになってしまって、かつての恐怖が蘇って「やられてしまう」ことの恐怖に負け、荷担してしまう。
- 本当に「〇〇君」(息子の名前)には申し訳ないことをした
という内容が綴ってありました。
手紙を送ってくれた子は学校を自主退学して
今となってはどうなったかは
定かではありません。
「被害者」になる事の悔しさ、
怖さが骨身に染みているハズなのに
加害者の立場になってしまった事の
無念を表した内容になっていました。
彼は彼なりに苦悩していた事がわかり
複雑な気持ちになった事を覚えています。
またこのケースの他に
「加害者側」にいたのに
立場が逆転したケースも
今では珍しくありません。
この問題の特徴として
立場が入れ替わる事は珍しい特徴ではない
という事がわかります。
しかも、昔「加害者」だったという事が
判明している場合で
「被害者」に反撃されてしまった時は
その加害者の子を養護する
理由(フィルター)が通用しなくなります。
昔いじめなんてしてたから
こんな事になるんだろうし、
いじめられっ子にいじめられても
「誰も文句は言えないでしょう」
となります。
この「特徴」を踏まえた上で私たちに出来る事は??
我が子に起きた事件から
この問題における特徴を
グラフなどを使って見てきました。
ここから先はこれらの特徴を踏まえて
どうやって問題に立ち向かって行けば良いのか
具体的な方法を書いてきたいと思います。
まず始めに前の記事にも書きましたが
いじめという問題は見つけにくく、
国で定めた「いじめ防止対策推進法」でも
「事後対応の内容」が多く定められている事
この事実を私達が知らなければなりません。
この問題は簡単な問題ではなく
学校や地域、
ひいては都道府県や国にまたがる
問題である事を表しています。
それに加えて今回の記事で
まとめている様に
「立場」の入れ替わりが
起きやすい特徴も含んでいます。
そんな難しい問題だからこそ、
人1人の行動や家族の何気ない行動が
問題を解く手がかりになると私は思います。
この問題を解決する手がかりとして
- 問題が起こってから行動するのではなく、常に子供の行動や様子を把握する事
- 普段から学校の様子をチェックしておく
この2つのポイントを
詳しく見ていきたいと思います。
※この問題の解決の手がかりについて実体験をもとにまとめた記事を紹介させて頂きます。
いじめをなくすにはどうすれば良いか!?裁判を起して分かった事とは
問題が起こってから行動するのではなく、常に子供の行動や様子を把握する事
大げさに書いていますが
内容は何でもOKです。
その日の授業の内容でも
良いですし、
食べた給食が美味しかったでも
全然大丈夫です。
関係無い内容でも構いませんから
我が子の学校の様子を聞けるだけでOK。
「心の動きを常に把握する」と
言葉で書くと難しく聞こえますが、
子供の事に興味を持つと言い換えれば
少しはやりやすくなると思います。
以上の内容は是非とも
お父さんにやってもらいたいです。
子供はどうしても
お母さんに懐くと言うか、
悩みとかはお母さんに言う事が
多いと思います。
特に男の子はお母さんには
相談しづらい時期が
来ると思います
(女の子であればお父さんに対して)。
学校のいじめは
絶対、女性(男性)には言えない内容が
いじめで平気で行われてしまうので
家族全員で対応する様にして下さい。
普段から学校の様子をチェックしておく
1日の大半を「学校」
しかも30~40人くらいの「教室」という
密室で過ごす訳ですから、
親の立場で普通に接しているだけでは
何が起きているのか
分かりづらいハズです。
授業参観や学年の懇談会に出席しても、
本当に子供の事を把握出来るのかは
難しい所だと思います。
なので、少しでも子供の様子が
おかしいと思ったのであれば
すぐに連絡できる様にしておくべきでしょう。
暴力とかの「外傷」がある場合なら
すぐに異変に気づく事が出来ると思いますが
精神的なダメージを伴うもの
(クラスでの不仲など)であれば
中々、気付く事は難しいでしょう。
精神的なダメージが
伴うものであった場合は
子供の「身の周りのもの」に
変化がないかを注意して見てみます。
それとは逆に、
家での生活が不規則になってきたり
付き合う友達がガラッと変わったという事が
あった場合は、
早急に学校の生活態度は
どんな事になっているのか
確認しておく方が良い場合があります。
知らないうちに加害者側に
なっているのかも知れません。
簡単な例を出すとするなら、
小学生であれば服が汚れたとか
物を壊したとかの変化はある程度
遊びの中で許容されると思いますが、
中学生で物が壊されたり
イタズラされてた場合は少しの場合でも
1度学校の先生に
相談してみた方が良いでしょう。
または、月のお小遣いの金額を上げる様に
何度も交渉して来る場合も
非常に危険かも知れません。
その時にはキチンと理由を
ハッキリしておく必要もあるでしょう。
逆に、見たこともないものが
買ってあったり
(羽振りが良くなったり)
夜中の帰りが非常に遅くなったり
意外と学校早退が多い時にも
いじめの加害者になっている
サインかも知れません。
また、コミュニケーション系の
特徴としてネット環境を使った被害が
多くなっています。
これからスマホを持たせようと
思っているご家庭は多いと思いますから
スマホを持たせる時には
必ず「LINEいじめ」などの
コミュニケーション系統のいじめの内容や
スクリーンショットのやり方を
教えるようにしましょう。
※スマホで起こるいじめを疑似体験出来るサイトやその他スマホに関する記事はコチラ!!
学校では閉鎖的な場面が幾つも存在しています。
- 「教室」
- 「登下校」
- 「体育館」
- 「部活」
- 「放課後」
など「密閉された空間」はいっぱいあります。
学校の先生でも
把握出来ていないのですから
私たちが「いじめの特徴」を知っておく事が
問題の解決に一番近い方法だと私は思います。
その特徴を理解した上で、
子供の事をいっぱい知っていきましょう。
以上、
「いじめの特徴を踏まえた上で
私たちに出来る事は??」
で2つの具体的な方法
- 問題が起こってから行動するのではなく、常に子供の行動や様子を把握する事
- 普段から学校の様子をチェックしておく
を挙げさせてもらいました。
この問題の特徴は
「深刻になるスピード」が以上に早いので
今日からでも取り組んでもらえると
良いかも知れません。
最近のいじめによく見られる「被害者の特徴」 解決が難しい訳とは まとめ
この問題の特徴として
- 「被害者」と「加害者」の入れ替わりは常に行われている
- その様子は「水の流れ」の様にクラスの中に浸透していく
という特徴を挙げさせてもらいました。
実際に私たち子供の実体験を
例に挙げて、
加害者側の子の何人かは前までは
「被害者」の立場であった事が
判明しています。
しかも、仕方無く加害者側に
回ったとも言っています。
いくら仕方無しとしても
加害者側に回って良いと
いう事にはなりませんが。
でも、子供からすれば
死活問題だし自分を守る為の手段として
せざるを得ない状況だったかも知れません。
親の立場であるのであれば
この両方の立場にならない様に
「出来る事はやっておく事」が
必要になってくるでしょう。
その具体的な方法として
- 問題が起こってから行動するのではなく、常に子供の行動や様子を把握する事
- 普段から学校の様子をチェックしておく
を挙げさせてもらいました。
実際にやってからなのかどうか
分かりませんが、
子供たちが進んで
話しかけてくる様になりましたし、
親(自分たち)と子供の関係も
良好の様です。
この問題に関わらす、
子供との関係を良好にする事は
「何事にも勝る良薬」になり得ます。
「我が子の出来事」をベースにして
「いじめ-ラボ」ではいじめで悩んでいる
多くの家族に相談コーナーを作って
相談を受け付けています!
いじめが起きてから裁判で勝つまでの経験を元に相談コーナーを実施中!!
この記事で書いた事や
「いじめ-ラボ」でまとめている内容は
私たちの子が実際に受けたいじめを
ベースにまとめています。
さらにこの記事を
読んでいるあなたをはじめ、
今現在いじめで悩んでいる方々に
少しでもお役に立てれる様に
日々勉強をしています。
そこで今回このサイトでは
記事の紹介だけで無く
これからどうやってこの問題と
向き合って行くか、
分からない事などについて随時相談を
受け付けております。
- 我が子にいじめが発覚して、これからどうして良いのか分からない
- 学校がキチンと対応してくれなくて不安だ...
- 子供の様子がいつもとおかしい
- 誰にも相談出来なくて、今の気持ちを聞いて欲しい!
など、私たちの経験を基に
記事に書いていない事なども
答えられる範囲でお答えします。
※質問やお問い合わせはコチラ!
『【完全無料】いじめ発生から裁判で勝つまでの「2年半」を凝縮した「いじめ-ラボ」相談ページ』
長文になりましたが、
最後まで読んで頂き
本当にありがとうございました。
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